(社)障がい者才能開発支援協会 代表理事 社会保険労務士の岩田由美です。
ご訪問ありがとうございます。
アスペルガーと診断された娘も、21歳になりました。
発達障害の子を育てている方々、発達障害と関係のある方々にお役に立てればと
私の経験等を書いています。
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担任の先生からの依頼で、私は学年参観日で話をする事に。
学年参観日のテーマは「いのち」でした。
当時、娘には「アスペルガー症候群」と診断がついたばかり。
「障害」という言葉は使わなくていいから
発達が遅いところもあるけれど、がんばって生きている。
そんな娘を大事に、誇りに思っている。
それは、どの親も同じだと。
そんな話を、親である私の口から話してほしいと言われました。
担任の先生だけでなく、学年の先生がおそろいで
自宅に来て下さっての打合せ。
当日は、校長先生からも「よろしくお願いします」と
ご挨拶をいただき、私は話をしました。
小さい頃は、喘息で辛かったこと。
保育園で、同い年の仲間に遅れる事が多かったこと。
縁のなかった高知市にきて、みんなが優しかったこと。
どうしても苦手な事もあるけれど、一所懸命がんばっていること。
自分の子どもを大事に思うのは、どの親も同じということ。
私の話が終わって、先生方は
「みんな大事な子どもです。自分を大事にして友達も大事にしてほしい」
このようにまとめました。
後日、感想が「学年通信」として配られました。
自分の小さかった頃の話を、お母さんに聞いたクラスメート。
「話して下さってよかった」との保護者の感想。
「○○ちゃん、みんなと違うの?」と聞かれて
保護者がどう答えていいか困っていたと
先生から聞いていた事に、少しは答えられただろうか。
自分たちの事でいっぱいいっぱいで、周りの方が一緒になって
「障がいとどう向き合うか」考えてくれているなんて
思ってもみなかった頃でした。