乾燥してしまったビン入り乳化性クリームは蘇るのか!?
①浸透性の良さ
②伸びの良さ
③確かな補色力
が魅力の靴用の栄養クリームですが、
使用していくうちに空気に触れるため、
時間の経過とともに乾燥が進みます。
そこで今回は、M.モゥブレィシュークリームジャー
を使用し、
乾燥レベルを3段階に分け、それぞれの乾燥レベルに対し3種類の液体を投入し、
『初期のやわらかさが戻るのか?』を調査いたします!
油
また、比較がしやすいようにクリームはNT色を使用しました。
乾燥レベル1はこのように、表面が薄っすらと乾燥し、
軽く触ってもクリームが手についてこない状態と定義します。
クリームの変色はありませんでした。
調査スタートです!
左から水・酒・油をそれぞれ準備します。
それぞれ同量の液体を投入、撹拌します。
気になる結果は…!?
若干滑らかさが戻りましたが…。
続いて乾燥レベル2です。
表面がかなり乾燥し、見た目にもクレーターのようなザラザラした感じがあります。
色も若干黄色みがかったこの状態をレベル2と定義します。
もちろん、手にクリームが残ることはありません。
先程と同様、液体を投入・撹拌します。
そして結果は…!?
混ざりきらないダマが多数発生!
水・酒・油すべてで同じような結果になりました。
最後にレベル3です。
クリーム全体が黄ばみ、軽く押しても指が沈みません。
触った感覚は『まるでワックス!?』
この状態をレベル3と定義します。
良く混ざりそうな油で試しましたが、
写真の通り乾燥した表面の層が分厚く、
いくら混ぜても滑らかさは戻らず!
各レベルのまとめです。
レベル1:水・酒・油の3種すべてで若干滑らかさが戻りましたが…
レベル2:3種全てで『ダマ』が出来、クリームとして使用不可レベル。
レベル3:乾燥部分の層が分厚く、クリームとして使用不可レベル。
若干ですが滑らかさを復元出来た乾燥レベル1ですが、
果たしてその仕上がりは…!?
乾燥レベル1に水・酒・油を投入したものをそれぞれ塗ってみました。
検証結果です。
どれもツヤ感は復活したように見えますが、
やはり使用感(伸び、浸透性)に違和感が残りました。
結論です!!
『クリームは乾燥で使用感が落ちた場合、買い替えをオススメします!』
ただし、使用開始後はキャップをしっかりしめて、
暗所に保管すればかなり長く使用できます!
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