いつも応援ありがとうございます。
靴のソムリエ ヤナギハラユミコです。

読者さまからのご質問の中に、下駄箱に入り切らない靴の保管方法についてご相談がありました。

買ったときに付いて来る靴箱に入れて保管してもいいのだろうか?
という質問です。

結論から言えば、保管方法としてOK正しい、NG間違いはないので、お好みでということになります。

靴を買うときに「箱ください」とおっしゃって、箱をお持ち帰りになる方が沢山いらっしゃいますから、靴を箱で管理される方が多いのではないかしら?と想像しています。

特に高級ブランドの靴箱などは、捨てるのに躊躇するのではないでしょうか?
箱自体にも価値があるように感じてしまいますからね。

しかし、私は靴を箱で保存していません。

■紙箱に入れっ放しにするデメリット
・出すのが面倒でメンテナンスが億劫になる
   ↓
・紙箱がカビの温床になっているケースがある
   ↓
・靴にカビを生やすと、完全に除去するのが難しいため再発しやすい
   ↓
・結果的に手入れの手間が倍増する

こんな経験があるからです。

靴箱には積み上げて保管できるメリットはありますが、マイナス面も多々あることを理解して選択した方がいいですね。


■紙の箱に保存しないもう一つの理由「チャタテムシ」

以前あったご相談で、「靴にヘンな虫がわいています」というものがありました。
半透明の1ミリにも満たない小さな虫が靴から出て来るとおっしゃるので、調べてみると、これは古い紙や革につくチャタテムシという虫であることがわかりました。

特に人の皮膚に食いつくとか、悪さはしないのですが、見た目がとにかく不気味ですし、虫のわいた靴を履くのは何だか嫌ですよね。

チャタテムシの好物は「カビ」
つまり、チャタテムシの存在する所にはカビがあると思った方がいいのです。

カビは革製品に大敵です。

チャタテを見たらカビを疑え!なので、即刻その靴箱は処分した方がいいかもしれません。

そういう意味でも、「湿気を吸収しやすい紙箱での保管はしない」という選択がベストであるというのが私の見解です。

次回は、チャタテムシ&カビ撃退のために、私がしている下駄箱収納アイディアをご紹介します。

靴箱が好きなのは、チャタテムシだけでなく猫も…。
猫って狭っこいところが好きですよね。
こういう可愛らしいものが箱に住み着くなら歓迎かも♪

最後までお読みいただき有難うございましたゆみちゃんへ印鑑