いつも応援ありがとうございます。
靴のソムリエ ヤナギハラユミコです。
日頃革のシミや傷を直すにはどうしたらいいんだろ?と日々試行錯誤している自分ですが、今回は布のシミについて書きます。
布は専門外なのですが、少なくとも今まで試してみて一番効果を感じている方法なので、ブログに実験結果として記録しておきます。
そもそも靴手入れのブログで何で布のシミなの?と思われます?
靴にも一部分布を使っている箇所があります。
それが「織りネーム」もしくは「フラッグ」などと呼ばれているブランドのネームタグです。
かなり前になりますが、sergio rossiの中敷きの汚れを落としました。
こちらが作業前

靴の中というのは意外にも汗をかいているため、ネームタグが薄汚れて汚らしく見えてしまうもの。
これを何とかしたいと思い、方法を模索していたところ、出会ったのがこの本。
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靴の中敷きというのは靴から剥がして分解できます。
(とは言え、その後元に戻すには専用のノリなどが必要になりますので、ご家庭で作業される場合はご注意ください。)布の部分、革の部分にパーツを分けます。
取り出したネーム部分だけ染み抜きの処理を行います。
乾燥後に全てを組み合わせて靴の中に戻します。
そこでこの本で紹介されている道具などをヒントに、多少自己流アレンジしで染み抜きをしたら…
こんな感じになりました。

※【注】この靴は、中敷きの革部分も染色して修正しています。
ネーム部分にかなり白さが蘇っているのがおわかりになりますか?
つい最近、シャツにアイロンを当てていて、ボタンの付近にオレンジ色のシミがあるのを発見しました。
たぶん…パスタを食べたときに跳ねたトマトソースのシミです。
気がつかずに洗濯機に放り込み、普通に洗濯しただけでは落ちなかったのでしょう。
そこで、中敷きのシミ抜きを思い出し、さっそく似たような方法でシミ抜きを実施しました。
〈使う道具〉
・割り箸
・ネルの白い布5㎝四方(本書ではネルではなく、薄手の生地だったような…)
・脱脂綿
・輪ゴム
ネルで脱脂綿を包んで、真ん中に割り箸を差し込み、口元を輪ゴムで縛ります。
[1]重曹を水に溶かした液をシミ部分にスプレーし、
(詳しい分量は本に記載されていると思います)
シャツの下に綺麗なタオルを引き、先ほど作成したネルの棒でリズミカルにポンポンと叩いていきます。
シャツの下に引いたタオルにネル棒で汚れを移して行く感覚です。
これだけやっても汚れは多少薄くなるだけで、実はたいして綺麗にはなりませんでした。
今回のケースでは、すでにシミがしっかり定着してしまったのでしょうね。
[2]そこでヤカンの登場です。
ヤカンに水をはり火にかけます。
沸騰してシュンシュン湯気が出て来たら、シミの箇所に湯気を当てます。
※この時シャツに火が燃え移ったり、自分の手をやけどしないように用注意

まだ多少シミが残っている状態だったので、デリケート洗い用の洗剤をかけて、更に棒でポンポンした後、一度水洗いします。
その後思いつきで独自に[あるモノ]を振りかけてポンポン。
しかし、その[あるモノ]の効果のほどが解らないので、ここでは非公開とさせていただきます。
その後[1]と[2]を数回繰り返し、最後に流水でシミ部分に水を通します。
繊維の織りの方向を意識しながらがコツでしょうか。
作業30分くらいで、ほとんど目立たなくなりました。
これで普通にお洗濯すれば完了です。
行程を写真で撮影出来ればいいのですが、何せお独り様なのでカメラマンがいません

染み抜きはスピード勝負ですから、ぼやぼやしてられません。
写真撮影する時間がありませんでしたが、頭の中で行程をイメージしてみてくださいね。
福永さんの本には、染み抜きのヒントが沢山あって参考になります。
布の染み抜き本はいくつか良書がありますが、革の染み抜き本というのは国内、海外探してもまったく見当たりません。
それだけに情報収集が難しく、独自の発想、過去の経験織り交ぜて試行錯誤するしかないのであります。
メーカーさんには悪いのですが、瞬時にシミが消せるような魔法のようなケアグッズというものもあまりありませんし、強力なものは革本体へのダメージも心配…革のシミには、プレケアを徹底するのが一番の早道と言えるでしょう。
最後までお読みいただき有難うございました