小豆島の農村歌舞伎 | 小豆島日記

小豆島の農村歌舞伎

江戸時代中期に始まったといわれている、小豆島の農村歌舞伎。
最盛期には、島内の至る所に舞台があり、その数は、全部で30余りありました。
しかし、人口の減少・後継者不足・舞台の老朽化など、様々な要因によって、
多くの舞台が姿を消してしまいました。

そんな中、この300年余り絶える事無く、受け継がれている舞台が、
土庄町の肥土山農村歌舞伎舞台と、小豆島町の中山農村歌舞伎舞台の2つです。
肥土山の舞台が、毎年5月3日に奉納。中山の舞台は、毎年10月の第二日曜日に奉納されます。

どちらの奉納も、地元の住民が役者・舞台師を努めます。
素人芝居とはいえ、衣装も化粧も本格的。
機会があれば、ぜひ一度ご覧になって頂きたいイベントです。

小豆島日記-肥土山農村歌舞伎  小豆島日記-中山農村歌舞伎
左が肥土山の舞台。右が中山の舞台です。

さらに、今年は「全国地芝居サミットin小豆島」が、5月16~17日に開催されます。

小豆島日記-全国地芝居サミット

16日には、小豆島国際ホテルで基調講演・シンポジウムを行い、
17日は肥土山の舞台で、肥土山農村歌舞伎保存会と、中山歌舞伎保存会が上演。
東かがわだんじり子ども歌舞伎保存会なども出演します。
肥土山と中山の競演、さらに東かがわの子供歌舞伎まで、
同時に見ることができるという貴重な機会は、恐らく、もう二度とないと思います。

興味のある方は、ぜひ見にいらしてくださいね。