「教育における3K」というものがあります。


 第一のKは何かと経験に頼りがちな「経験のK」


 第二のKは勘に頼りがちな「勘のK」


 そして、第三のKは慣行に頼りがちな「慣行のK」、の3つです。



 この3Kは安定した教育を進める上で重要な基盤となると思われますが、その一方では柔軟な発想や新たな挑戦を進める上での足かせともなりかねません。


 学校現場では団塊世代の大量退職による世代交代が急激に進んでいます。年々増える若年層に、ベテラン教師が培ってきた豊かな経験や勘、積み上げられてきた教育文化をどう伝え、いかにしてリーダーとして育成するかが大きな課題となっています。


 決して経験や勘や慣行に安住することなく、感性を研ぎ澄まして「不易」と「流行」を見極めながら、より良いものを求めて高め合える職員集団を是非育ててほしいと願っています。