ジャマイカ代表採用決定まで | 下町ボブスレーオフィシャルブログ

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下町ボブスレーは大田区の中小零細町工場が中心となり、世界の舞台で戦える国産マシンの開発をしようというモノづくりプロジェクトです。

1月15日、長野2日目。
滑走テストは続きます。

前日までの様子はこちらの記事|ジャマイカボブスレーチームとの出会い
http://ameblo.jp/shitamachibobsleigh/entry-12120664642.html


走行テストは男子のセルドウィン・モーガン選手と
女子のジャズミン・フェンレーター選手がパイロットとなり
午前と午後に数本づつ滑ってソリの感触を確かめていました。




太い腕、長い脚(脱いだら筋肉がすごかった・・・)
世界レベルの体格に圧倒されます。
う~ん、ダイナミックぅ~。




滑走後には
何度も繰り返し
ジャマイカ選手からの印象や要望を細かくヒアリングしていきます。

通訳なしでコミュニケーションできる大田区町工場経営者達。
それぞれ留学経験を活かしてプロジェクトを成功へと導きます。




スキンヘッドで髭を生やしたトーマスコーチ。
一見こわもてですが、
ときおり笑顔を見せてくれたりとフレンドリー!
ボブスレーについては真剣に議論。




長旅の疲れや時差ボケも残っている中
ジャマイカチームが真剣に下町ボブスレーと向き合ってくれてました。
ジャマイカが長野にいる事実。
ほ、ほ、ほんものだよね?という確認したくなるぐらいのミラクルです。





ジャズミン選手はこれまでUSAチームでトップ選手としてのキャリアを持っているので
ソリへの要望や改善するポイントも具体的です。
新3号機が"ラブリー"という表現をしてました。
色々なソリに乗ってきた選手に気に行ってもらえたのは嬉しいですね。


午前と午後の滑走の合間には選手の要望を受けて
ソリの操作性に関わる部分の調整をしました。




滑走テストを終えて長野市内に戻り
長野市内の居酒屋でディナーです(笑)

ジャマイカの方々は鶏肉などを好むと聞いてましたが
日本のお酒や食べ物を進めるといろいろチャレンジしてくれます。
まさにジャマイカと日本の文化交流。

今日を振り返り、コミュニケーションをとります。




1月16日。長野3日目。



滑走テストは続きます。




ソリのセッティングに関しては徐々に馴染んできた様子。
英語を全部聞き取れない僕でも
"パーフェクト"などポジティブなワードが聞こえてきます。






技術的な要望に応えたい想いから来る
Yes,Yes,Yes(はい、はい、はい)という前向きな姿勢と対応力が
評価してもらえたポイントだったようです。




ジャマイカ代表での採用の方針を固めてくれたクリス会長とボブピース。

決めてになったのは
ソリの安定的な走りやソリの要望にYESから入る協力態勢が評価してもらえました。
大田区町工場の普段からやっている対応力やコミュニケーションが通じました。

これなら世界を目指せる。
下町ボススレーを使いたい。
と評価してもらえた記念すべき日となりました。





細貝GMとクリス会長。
両者は同じビジョンを共有できて
コミュニケーションが密接にとることができました。
嬉しい瞬間。



ジャマイカチームとビジョンを共にできるのは夢のよう。
五輪出場権を得なければならないし、新型ソリ開発も続きます。

とはいえ、まずはソリやプロジェクトの態勢を評価してくれた
ジャマイカチームに心より深く感謝。



長野市内で協力の覚書にサイン。

会見の通訳はメンバーの(株)フルハートジャパンの國廣さん。
会場にいるメンバーにも助けてもらいながらも
通訳なしで会見をこなすなど八面六臂の活躍。




ジャマイカと下町ボブスレーで世界を目指す。
合言葉は「Change the world」




ジャズミン選手がW杯や五輪の表彰台で
ライトニング・ボルト+ボブピースの新ポーズやってくれる日まで
みなで支えて応援していきたいですね。