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下町ボブスレーオフィシャルブログ

下町ボブスレーは大田区の中小零細町工場が中心となり、世界の舞台で戦える国産マシンの開発をしようというモノづくりプロジェクトです。

日頃より下町ボブスレーオフィシャルブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。

 このブログ読者ならば、すでに新聞・テレビ・ラジオ等のメディアでご存知の方がほとんどだとは思いますが、11月26日に下町ボブスレー公式サイトで「下町ボブスレーソチ五輪不採用の通告について」という内容が大田区産業振興協会並びに下町ボブスレープロジェクト推進委員会より発表されました。→ http://bobsleigh.jp/131126-2

 まずはじめに、このプロジェクトを有形・無形及び直接的・間接的にサポートし推進していただいたすべての皆様に対して広報部会として下町ボブスレーをソチ五輪という大舞台へ送り出せなかったことを大変申し訳なく思っております。ここまで下町ボブスレーネットワークプロジェクトという取り組みを応援していただいたすべての皆様。またここまで行なってきたイベントや展示会で「がんばって!」と声をかけていただいたり、募金箱に気持ちを入れていただいたたくさんの方々。プロジェクトを支え、支援していただいた協力企業様スポンサー様寄付金で応援していただいた皆様(リンク先は記名希望のみ)、関連グッズや商品を購入して応援していただいた方々には感謝の気持ちで一杯です。

 広報部会としてはこれまで公式サイトでは伝えきれない下町ボブスレーの情報を発信しつづけてきました。ひとりでも多くの方にこのプロジェクトに関わる一人一人のメンバーが懸命に取り組んでいることを知ってもらいたい。プロジェクトの活動を通じて知ったボブスレーという競技の魅力を伝えたい。どんどん広がっていく人の輪、支援の輪、製造業だけにとどまらないプロジェクトの広がりを伝えたい。町工場の人達が工場を飛び出して、全力で楽しくモノづくりの魅力を発信している姿を応援したいという気持ちでした。

 そんな中で、「えっ?」「なに?」という驚きと共に知ることになった突然のお知らせに我々も驚き、これからどうなるんだろうという不安に襲われ、身近なヤフーニュースやSNS、コメントや書き込み、各種メディアでその事実に触れるたびに戸惑いでいっぱいになり、時間が経つにつれて残念な思いが強まります。ただ、ソリの製作を推進する加工部会のメンバーは選手からの改良要望を実現するべく加工や改修に取り掛かっています。ソチ五輪への出場という目標はなくなりましたが2018年のピョンチャン五輪を目指そうという意気込みもまだまだあります。プロジェクトメンバーはその歩みを止めてはいられない、この灯を消してはならないという気持ちでいます。チーム・オブ・ザ・イヤーで最優秀賞を受賞した東京五輪招致チームにそれを教わりました。まずは選手からの改良要望に対して最善を尽くして12月上旬には完成させる。そしてここまでに製作した3台のソリを滑らせて、試験や検証をすることを目指しています。

 日本からの挑戦状。「冬季五輪を目指す、モノづくり大田区からの挑戦。」というキャッチフレーズでこのプロジェクトは推進してきました。このプロジェクトを通じて、たくさんの人との出会いはかけがえのないものでした。広報部会は引き続き、下町ボブスレーの魅力をちょっぴり不謹慎に!?ポップに遊び心を忘れずに発信していきたいと思います。2月にはドラマもあり、ビッグコミックスピリッツでは「黒鉄ボブスレー」の連載がはじまり、まだまだやろうとしていることが他にもたくさんありますので、どうぞよろしくお願い致します。