たこボールが気になって気になって

　蛸焼工房って店、前もどこかで見たよね。なんか食べた。
　普通、「たこ焼き」とか「タコ焼き」なんだけど、店名のすべて漢字の４文字熟語が心地よい。「蛸」って漢字を使うと、蛸に精通した職人のようだ。



　でね、ずっと気になってるのが、通常のたこ焼きじゃなく、「たこボール」。店名は「蛸」なのに、商品名は「たこ」だ。そんなのは、どっちでも良い。なんとなく、揚げたこ焼きじゃないかとはうすうす感じる。でも、５個で２４０円は魅力的ではないか。
「ええい」と清水の舞台から飛び降りず下を眺めて、それでも飛び降りない覚悟で買ってしまった。どういう覚悟だ。



　やっぱ、揚げたこ焼きだ、と思う。と思うのは、焼けたたこ焼きをそのままフライイング下とは思えない。強固なカリカリ表面だ。いや、ガリガリと言ってもよいと思う。
　この手の品は、通常のたこ焼きをそのまま提供する工程からすれば、もう一つ加わる。ある意味では、手間である。でも、メインでたこ焼きを販売しているわけだから、それを例え冷めてても安売りするのでなく新たな別メニューとして提供するなら、労は厭わない。そうして生まれた商品、それが「たこボール」ではなかろうか。と、勝手に推測。



　たこ焼きそのものの注文客には、焼き上がったらお知らせする番号札を渡してるのに、これは、すぐに出てきた。そういうことなのだ。どういうことなのか、察してほしい。
　でね、たこボール５個に別添のタレが付いてきた。これを掛けて食べたのだが、なんだろう、これ。通常のたこ焼きとは程遠いタレ。なんか、餃子のタレに近いぞ。違うかな。
　私の舌は、そんなに絶妙にとらえることが出来ないので、誰か食べて報告してくれると嬉しい。とにかく、この漢字で書く四文字熟語みたいな蛸焼工房、銀だこ以上に私の脳みそにインプットされたよ。


蛸焼工房 福釜店 by (C)shisyun

蛸焼工房 福釜店 （たこ焼き / 三河安城駅、安城駅、南安城駅）
昼総合点★★★☆☆ 3.5