いっそ競艇らーめんを店名にしちゃえば | 空想俳人日記

いっそ競艇らーめんを店名にしちゃえば

 看板を見る限り、どう考えても「競艇らーめん」が店名だと思えてしまうのだけれど、そうじゃなくて、「イトウ」というのが正式な店名なんだね(正式もへったくれもなく、まさに、これが店名なのだろうけど)。

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 そして、お店の風情は、こりゃまた、ラーメン屋さんではなく、うどん・丼モノ屋さんなんだよね。そうそう、最近、ある傾向に気がついたんだけど、ラーメン屋さんだと、「ラーメン」とカタカナ表記することが多いけど、うどん・丼モノ屋さんのラーメンは、「らーめん」って平仮名表記するケースが多くないけ?

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 ま、それは、よろし。お店に入れば、こりゃまた、昭和風情の上に競艇風情。お客様の多くは、競艇ファンらしい。皆さん、大きなテレビモニターに映し出されているボートレースの結果に夢中。その情報が流れない間は、テレビ愛知の釣り番組。これが、常滑の昔ながらの憩いの場なんだろうね。
 そういうわけで、こりゃ、どうしても競艇ラーメンを食べねばなるまい。で、注文すれば、まず、おにぎりがやってきた。そう、おにぎり付きなのだ、競艇ラーメンは。

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 おっ、中には梅干しちゃんが入っている。おいし。

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 そのうち、ボート風の横長器で登場の競艇ラーメン。一見、凄く濃そうに見えるけど、スープをレンゲで掬ってみれば、それほど脂っこそうではない。うん、うどん屋さんの醤油味だね。

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 麺は、かなり細い。というか、相当細い。競艇選手の細身を象徴しているかのようでもある。

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 それに比べて、チャーシューが、かなりゴツイ。分厚いし、そして、脂っぽい。競艇選手のパワーを象徴しているかのよう。ごめん、ついつい、競艇に引っ掛けたくなる。
 けど、やっぱ、器、カレーならこれでいいけど、らーめんだと、まあるい方が食べやすい、かな。というか、スープを最後まで飲みやすい。
 常滑駅前は、なんかだんだん店が少なくなっている気がする。そういやあ、一度行ってみたかったけど行けずじまいだった、それこそ食べ切れないチャーシューのラーメン屋さんも店閉めちゃったみたいだね。それに、駅ビル自体、パレマルシェだっけ、閉店しちゃったんだよね。155号沿いや、セントレア・りんくうなのかね、これからは。
 そんな中、この店には、頑張ってもらいたいねえ。競艇らーめんだけじゃなく、競艇丼とか競艇定食とか、作っちゃって。
 そうそう、そういえば、知多乗合バスのアナウンスで、常滑駅前の告知の時、「競艇らーめんのイトウ」って流れてたよ。頑張ってる証拠だね。

競艇らーめんのイトウ
競艇らーめんのイトウ by (C)shisyun

イトウラーメン / 常滑駅多屋駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0



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