どん2庵で食べたい蕎麦・きしめん | 空想俳人日記

どん2庵で食べたい蕎麦・きしめん

 店に入れば、「うどん」「きしめん」「そば」の大・中・小の中からお好みの麺を選ぶのだが、そこには、「うどん」しか見当たらない。いや、これが「ざるそば」「ざるうどん」「味噌うどん」等ならまだしも。どないする。
 声を張り上げた。
「きしめん、欲しいんだけど」
「大ですか、普通ですか」
「普通でいいよ~ん」と、「いいよ~ん」みたいな言い方をしたのは嘘だが。
「すいません、今から茹でて、お出ししますので」と。
「おっ、いいじゃないか」こちとら、そんなに急ぐ旅じゃねえ、ってね。
 ほりゃあ、そうでしょが。茹でられた品が、棚にずっと並んでいるのを取って、自分で「茹で釜」で再度温めるよりも。ね。でも、きしめんは、わからねど、サガミさんなら、蕎麦が売り物じゃないん?

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 そ、どんどん庵、ここは、サガミチェーンなのだ。とりあえず、そこを通過し、次なる揚げ物一群からは。こいつは、並んでいないのような「穴子の天ぷら欲しいだけど」とはいかない。そんなメニューないし。

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 でね、ほれ、いつものこの手のパターン、掻き揚げなんだけど、何故か2種類ある。なんで。よく見りゃ、ひとつは、店内に、まさに今が旬と掲げられた「つけ麺フェア」にも売り物にされてる、秋味かき揚げとある品だ。で、何が秋味かは結局よく分からないまま、そうじゃない、ちょいとお値打ちな方が、見るからにタマネギ盛りだくさんだぞ。いやあ、タマネギの天ぷら、好きなんねえ。だから、普通のにした。

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 呼ばれたよ、できたって。きしめん取りに行く。どんどん庵は、お汁を自分で注ぐ。2種類、赤と白がある。これまでは、赤組を応援したり、白組を応援したりしてたけど、どちらも応援したいので、ハーフ&ハーフにした。だばだばっと赤入れて、途中できゅきゅっと止めて白をダバダバダバ。なんか、赤組には赤い顔して、白組には白い顔をするコウモリさんのような、ちょいと後ろめたい気持ちに襲われた。が、いいのだ、これからは臨機応変にそうして生きるのだ。
 なので、その直後に自由に盛るネギで、すべてを隠蔽するかのように、大量に麺の上に乗せた(理由になってないな)。

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 食べてみれば、きしめんだからかもしれない、ハーフ&ハーフは正解だ。蕎麦なら赤よりかな、うどんなら白よりかな、と。でも、きしめんはハーフ&ハーフ。これから、そうしてみたら。

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 ああ、あとね。残念な天ぷら、かき揚げさんは、揚げたてじゃなかったので、こいつは、この指この手で引きちぎって、一部、きしめんの汁に浸したよ。でもね、もし、それをそのまま食べるなら、ほれ、目の前のテーブルにある、しょうゆ、じゃないよ、ソースあるでしょ。そう、揚げられてから随分経過のかき揚げさんは、ソースが合うよ~。試してみてみ。
 最近、ちょいと反省というか思うのよ。あちこち讃岐うどん、似た店できてるじゃない。どんどん庵、影うすい?
 いやいや、意外と、うどんじゃなく、きしめん、あるいは、蕎麦、ならば、どんどん庵かもしれない、なんてね。なんせ、転んでも、サガミさんの系列でしょ。
 どんどん庵、うどんじゃなく、蕎麦とかきしめんを売りにすればいいのに。となると、どんどん庵じゃなく、そばそば庵、あるいは、きしきし庵、かな。いや、しめしめ庵、だいね。

どんどん庵 名和店
どんどん庵 名和店 by (C)shisyun

どんどん庵 名和店うどん / 名和駅柴田駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5



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