タヌキが一匹いや中にイッパイ | 空想俳人日記

タヌキが一匹いや中にイッパイ

 今度またニコタマ来るなら、お昼は「たぬき」か「つばめ」だな、そう思っていた。違いは、「たぬき」は、がっつり系の食堂、「つばめ」は、ちょっと中華っぽいかな。そんなちがいで。
 そうこう思ううちに、またニコタマに訪れる日がやってきた。ここは高島屋占領地区。反対側がただいま開発中なので将来は分らないが、今のところ高島屋の一人勝ち。ランチも高島屋に入っているお店は混んでいる。
 でも、それを横目に今回は「たぬき」に決めた。「つばめ」じゃないのは、五十音順かな。それに、年末は寒い冬。たぬきに少々化かされて温かくなりたいな、そうも思った。
 目指したのは、11時45分の開店時間。と思っていたら、今は開店時間が12時らしい。「まだ早いじゃん」と思ったけれど、約2名のお待ちがおられたので、店先であと数分待つことに。


tanuki12


 予定通り、正午ジャストに開店。目的メニューは本当は牛すじ煮定食だったが、本日のサービスメニューに牛モツ煮定食があったので、こちらのが安いこともあり、これにしたよ。名古屋では、牛すじ煮もモツ鍋も赤味噌が多いけれど、やっぱこちらでは白味噌なんだ。


tanuki01 tanuki02


 モツ自身もさることながら、ダイコンが美味かった。それと牛蒡がいいね。お味噌汁も付いているが、モツ煮の延長にも感じた。


tanuki07 tanuki08


 そんなことも含めて、以下のような食べ方をした。まずはモツ煮を器によそって白ご飯と食べる。次に器に白ご飯をよそって、そこにモツ鍋の汁や具を入れる。うまいじゃん。2回目は七味唐辛子を入れる。


tanuki09


 さて次に、お味噌汁もあるのだから、白ご飯をよそったらモツ煮でなく、お味噌汁をかけて食べてみる。悪くはないが、やっぱ混ぜ混ぜするならモツ煮だね。そうこうするうちに、白ご飯はなくなる。あとは、モツ煮だけを七味とうがらしを絡めて食べた。う~ん、満足。


tanuki10 tanuki11


 さて、このお店の店内、いろいろな色紙が貼ってあったよ。タレントのものもあったけれど、注目すべきは、あの箱根駅伝で有名な駒澤大学の学生たちの色紙のオンパレード。そうかあ、駒澤大学御用達のお店なんだ。


tanuki04 tanuki05


 あとね、「私も行ってみよう」と思う方に忠告。外観には「たぬき」という店名はどこにも見当たらないから気をつけて。でも、ちゃんと入り口脇にタヌキが一匹いらっしゃいますから、それが目当てかな。


tanuki03 tanuki06


 しかもね、店内に入ると、わっ、わっ。棚の上には、タヌキがイッパイ。やはり、この店は「たぬき」だね。お店の人も、お客さんも私も、皆タヌキ?かもしれない。


たぬき
たぬき by (C)shisyun


たぬき 定食・食堂 / 二子玉川駅二子新地駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5