活魚料理つれづれ | 空想俳人日記

活魚料理つれづれ

 ここも、よく利用させていただく部類のお店。というのも、ここの海鮮丼、好きやねん。そして、海鮮丼もそうだけれど、天丼も、とにかく丼から食み出していて、そのまま食べるのは、まず無理。お店が小皿(天丼の場合は割りと大皿)を別に出してくれるので、とりあえず食べやすいように、ある程度お刺身なり天ぷらなりを取り皿に回避させねばならない。誰かが言うように丼の大きさを大きくすれば問題解決するかもしれないが。誰かって、そりゃ私だ。


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 でも、そんなこと言ったら身も蓋もない。その具が食み出さんばかり、というか、既に食み出しているわけだが、その山盛りに溢れんばかりが、このお店の味噌なんよね。ショウマンシップとでも言おうかな。中でも、活穴子天ぷら丼は見物(けんぶつではない。みもの)である。水槽に泳いでらっしゃる穴子を引きずり上げ、それをいきなり裁いて天ぷらに仕上げタワーのごとき丼に直立建築させるのである。巧みのわざとも思えるその丼上での妙技はさすがである。明らかに、どうもがいても、このまま丼に喰らい付くことは不可能である。


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 店名は、おそらく我がブログ解説にもある「徒然なるまま」の「徒然」がもとになっているとは思うが、ひょっとかしてもしかして、このお店のお客様が、これらの品を、具材を一旦は避難させることなく果敢に挑みかかるのは「つれえつれえ」というところから由来しているのかもしれない。そんな訳なかろうが。
 ところで、このお店には、未体験であるが非常に興味をそそられる品があるのだ。それは、フグのヒレ酒である。どうも何やら、フグのヒレを十数枚焼いてお酒にお浸しになられるようだ。なんか、その枚数、少々尋常じゃない気がするのだが。しかも相手は贅沢品であるフグ。いくら白身じゃないヒレだ、とは言え、やはりグビグビ飲むわけにはいかなさそうだ。ううん、相当なハレなる出来事がない限り、今のところお預けかな。


つれづれ
つれづれ by (C)shisyun


つれづれ 魚介・海鮮料理 / 知多半田駅住吉町駅半田駅
昼総合点★★★★ 4.0