チャリチョコのサントラ | 空想俳人日記

チャリチョコのサントラ

争いが 嫌いになれば 平和は来る 



 この映画を観て「チャーリーとチョコレート工場」のサウンドトラックCDを欲しいと思いました。そしたら、息子が、クンタキンテ、いや間違い、ウンパルンパの歌のCDが欲しいと言ったのです。


 だから買おうとしたのですが、売り切ればかり。そしたら、楽天で入荷次第送りますって。で、買ったのです。
 商品が届いてから私よりも息子が聞いています。全部いい曲だけど、夢中になるのは、アルバムの前半だけ。なんでって聞いたら、息子いわく、「自分が何でも一番だと思ってる生意気な子たちが、ばんばん成敗されるの、思い出すと楽しいから」だって。なるほどねえ。
「楽子さんは、どの歌が好き?」
「こりゃ、母親を名前で呼びなさるな」
「はあい。かあちゃんは、どれが好き」
 むむっと思いました。というのも、人形が故障してどろどろ解けて、めんたまも飛び出る場面。歌では「ウィリウォンカ、ウィリウォンカ」って。そんな残酷な場面の歌。子どもに好きだなんて・・・。
 そしたら息子曰く
「ぼくはね、ディズニーランドにね、人形いっぱいの、子どもの世界、あったでしょ」
 ああ、イッツ・スモール・ワールドかな。そんな歌、CDに入ってないぞ。
「あれがね、故障して、どんどん壊れて、溶けて、めんたま飛び出るの。それが好き」
 私とおんなじじゃん。しかし、いいのだろうか。
「だってね、ディズニーランドの、あんなに仲良しする、嘘でしょ。戦争して、みんな怪我したり死んだり、それが本当だもんね」
 さらに曰く
「ディズニーランド作っている人、この世界もそうなるように作り変えればいいのに。できないの?」私は言いました。
「大丈夫。ほら、一番家族を大切にする子どもをウォンカはそのままのおうちで守ったでしょ。世界中の子どもたちがそれを願えば、きっと通じるわよ。世の中の人みんなが平和を好きになれば争いのない平和な世界はできるはず」
「ふうん」
 信じてくれたろうか。私も息子も相変わらず「ウィリーウォンカ、ウィリーウォンカ」と歌っている。
 ちなみに、この歌、「赤鼻のとなかいさん」に似ていない? 「お鼻のまっかな、となかいさんは~」