バックステッチを美しく刺すコツは何でしょうか
ポイントは3つです
①下絵の線の上に、布に対して垂直に針を刺すこと。
②一目の長さをできるだけ揃えること。
③戻る時に前の針穴から針を刺すこと。
バックステッチは、目の大きさ(長さ)の揃い具合とか、線がなめらかか凸凹しているかなど、ステッチのでき具合が全部見えてしまうステッチです。シンプルなだけに、まったくごまかしがききません。
糸で線をきれいに表現するには、もとの下絵をきれいに描いて、そのとおりに刺すことが大事です。なので、針は必ず線の上に、一針一針、布に対して垂直に刺しましょう。
できあがったときに目の大きさが一定していると綺麗に見えます。目分量で結構ですので、できるだけ同じ長さに揃えるように意識して刺しましょう。
前から後ろに戻るときには、必ず前の針穴に針を刺すように心掛けましょう。そうすることで、針目が縦や横にずれて凸凹に見えることを自然に防ぐことができます。
シンプルなものに生じる出来栄えの差は、意識の差とも言えます
3つのポイントをいつも意識して、「丁寧に、美しく」刺すことを心掛けましょうね
刺繍作家・刺繍講師
ミハル