「青森には変わったお漬物があってね、ご飯のお漬物があるんだよ」
と、聞いてずっと気になっていた「すしこ」
写真の鮮やかなピンク色のものが念願の「すしこ」です。
青森空港から車で一時間もかからず行けた弘前の食彩館という道の駅的な産直のお店で発見!
念願の「すしこ」が!!
いっぱい
イカもきゅうりもハタハタも鮭も
もち米とお米、キャベツと人参がベース漬けこまれていました。
赤い赤い色は紫キャベツや赤シソの鮮やかな色です。
昔はもっと発酵のプロセスをふんでいたのかな?
どちらかというと甘酢的な味で整えられているので一晩ほどの漬け込みですぐに食べれるご飯の漬物だそうです。
産直なので近所の漬物名人のお母さんの味が味わえるのが魅力です。
こちらはさんまのぬか漬け!
大好物!!
あ~キッチンが欲しい。。。。
イカがたくさんとれる弘前や津軽のほうならでは。
ワタを色んな味で漬けこんでる!
「塩辛の元」だって。
お酒がススミそう。
2泊だったので2軒の旅館に泊まったけど
どちらの旅館でもでてきた「水物」も印象的。
昆布出汁にミズ(うわばみ草)やきゅうり、そしてホヤやイカなどの魚介が。
さっぱりしていてこれまたお酒が・・・・
山間の旅館では岩魚のお刺身を三升漬か酢味噌で。
三升漬も色んな味があって勉強になるな~
この旅にあたって青森の食文化や発酵食を勉強したサイト
「青森のうまいものたち」
このサイトで見ていたすしこのレシピを味を創造しながら予習をしていたのですが
なんとなんと
「すしこ」のレシピの漬物名人のおばあちゃんにお会いすることができました。
ノープランで一泊目の宿以外はほぼ何も決めていない旅だったのですが
「うちの三軒隣のおばあちゃんが漬物名人です」
と、紹介していただきお話を聞かせていただく時間を頂戴しましたよ。
成田おばあちゃんの作り続けてきたお漬物の中でも家族に『あの辛いもの頂戴』と
人気のじょんから漬
青唐辛子がベースの甘辛いお味
「みょうがやきゅうりをそのまま付けると美味しいの」と。
もう、ご飯にお酒にお野菜に。
ちょっと辛いものが好きな人にはたまらない味ですよ。
こうしたお漬物は今ではやはり作る人もどんどん減ってきているそうです。
青森市内以外は走れど走れど9割ラーメン屋さんじゃないだろうか?
というくらい食堂といえどもラーメン屋さんばかりなので
外食はほぼせず、郷土食というものは基本家庭でお母さんから子供へ受け継がれていくものだそうです。
20代の若い世代になると「すしこ」と言っても首を傾げたり
じょんから漬や三升漬など名前は知らないけど、そういえばおばあちゃんが作っていたかな??
といった感じでした。
もしかしたら少しづつこうした青森独特の郷土料理が消えていってしまうのではないのかな。。と危機感さえ持ってしまいました。
お昼ご飯は今回ほぼ色んな郷土料理が食べたくって産直でお母さんの漬物達とおむすびをいただきましたよ。
青森でまさかの再会。
仕事で青森に来ていた高島の尾崎さん。
2日にわたり予定がビターっと合致したのでお昼ご飯は彼も一緒に漬物を囲みました。
尾崎さんの嗅覚すばらしい。
道なき道を車で走り。
あとは歩きで森の中を抜け切ったら