「栄典のあゆみ」展開催中! | 新選組研究会「史誠会」

新選組研究会「史誠会」

1999年、新選組を学ぶために結成。以来、月に一度勉強会を開催し、年に数回、史跡見学会を実施してきた。勉強会は、西村兼文の『新撰組始末記』をテキストとして始まり、子母澤寛の『新選組始末記』を経て、現在は、木村幸比古の『新選組日記』をテキストとしている。

 国立公文書館では現在、「平成28年度 第1回企画展 栄典のあゆみ―勲章と褒章―」を開催中です。~7月2日(土)。

http://www.archives.go.jp/exhibition/index.html#ex02

 江戸時代でも幕末をテーマにした展示でもありませんが、見たいなあと思っている展示です。でも、今回は時間がとれないため、たぶん、行かないと思います。

 僕が明治時代を見る際、よく思うのは「こんな時代を作りたかったのか?」というものです。

 平和な時代が長く続いた徳川幕府を倒し(それも、流さなくてもいい血をたくさん流したのではないかと思っています)、新たにできた明治政府。しかし、大名に代わって、雄藩の下級武士が豪壮な屋敷に住んで妾をはべらす。さらに、爵位制度を設けて、ヨーロッパのような階級社会まで作ろうとした……。

 この展示を見ることで、徳川幕府を倒した人たちのやりたかったことの一部がわかるのではないかという気がしています。