胴体下面をシルバー塗装中の一式陸攻
さあ、SKYMARK機も終わったし、やりかけのアオシマ1/144 一式陸上攻撃機一一型の続きに取り掛かっています。
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今日は作業日。何となく作業が捗ったので、もしかしたらそこまで時間を要さずに完成を見ることができるかもしれません。
胴体の塗装に取り掛かる
下面シルバー塗装が終わった状態
一式陸攻をはじめ、日本海軍機は主に「上面濃緑色(メーカーにより緑の色合いが違いますが)+下面明灰白色」が多いです。特に太平洋戦争中期以降はこれが多いと思います。
下面については、例えば紫電改などのように機体下面がジュラルミンむき出しの無塗装或いは透明塗装のパターンもあるわけで。何しろ資料はそんなにないし、当時の写真はモノクロばかりなのでハッキリとはわからないものが多いそうです。
さて、一式陸上攻撃機ですが、これも主に「上面三菱系濃緑色+下面明灰白色」が多く伝えられています。このアオシマのキットも、ハセガワのキットも塗装指示はこのパターンです。初期の迷彩色や後期二二型以降の多く以外、つまり一一型の多くはこのパターンだそうです。
ところが調べていくと、どうやら下面は無色つまりジュラルミンの色そのものだったという説もあるようです。胴体の塗装に関する指示において、そのような塗装をしていたと裏づけられる資料があるそうです。確かにモノクロですが当時の写真を見ていますと、光の反射具合からそう見えなくもないです。
ジュラルミンを模したシルバーにするか、明灰白色にしようか迷いました。が、ここは一発シルバーでやってみることにした次第。実際に塗ってみると、まるで米軍機のように見えます。たぶんB29などのせいでしょう。
とりあえず下面はこのように終わったので、あとは上面を塗装していきます。数ある一式陸攻一一型のなかでも「龍01」を作ろうとしているので、実際の写真を見ながら適当に塗り分けラインを決めていこうと思います。
クリアパーツは全てフリーハンドで塗装
作業が面白くて、つい全てフリーハンドで塗ってしまっています。
このキット(一式陸上攻撃機、それも1/144)での一番の懸案。それは、窓類のクリアパーツの塗装です。塗装に苦手意識のある僕は色々手段を考えました。マスキングも、マスキングテープを何通りか加工してみたり、マスキングゾルを塗ってみたりと試してみたりしました。いっそ何もしないという手も考えましたが、それだと何だかなぁ・・・
そこで、先日初めて試してみた結果気に入ってしまった面相筆の出番です。これは、ぶきっちょな僕でもサクサク割と細かい塗装ができるということに気づきました。まあ、この辺のことは以下の記事にも書いています。
☆参考:アオシマ 1/144 一式陸攻一一型「龍部隊」その7 クリアパーツ塗装開始
最初恐る恐る最も簡単そうなコクピット窓を塗ってみたのですが、これがサクサク進んで面白く感じました。まあよく見れば雑なわけですが、その辺は気にしないでおきましょう。とにかく、細い線を塗っていくことができること自体面白くなってきました。
そして、勢い余って全てのクリアパーツをフリーハンドで塗装しています。後部銃座窓など、マスキングした方が楽に(フリーハンドよりは)綺麗に塗れるのでそうしようと思っていましたが、次々やっていくうちに全部フリーハンドでやってしまったというわけです。
しっかり色づけをしているうちに少々線が太くなってしまいましたが、楽しくやっているのでまあいいことにしましょう。
なお、これら窓部分も一式陸攻のバージョンによってデザインに違いがあります。今回作成目標の一一型404号機「龍01」というのは、一一型の最終版です。同じ一一型でも、窓枠のパターン変更などがあったらしいので、ここは実機に沿ってやっていこうかと。
例えば後部銃座のガラス部分は、正規のものから半分カットされています。この方が使い勝手的にまだマシだったようです。側面銃座窓も、初期のものから変更があります。とまあ、こんな感じで調べながら塗っていっている次第です。また、上部銃座はモールドが間違っているので、正しいものにラインを修正しておこうと思います。
塗装ばかりしていて、まだ車輪など全く手を付けていないことを忘れていました。まだパーツを切り離してすらいませんでした。ついでに、これらも塗装していこうと思います。
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