舞台観てきました。

「僕たちの好きだった革命」

堤 幸彦・鴻上尚史 共同企画作品
出演:中村雅俊 片瀬那奈 塩谷 瞬 他

【STORY】

学生運動の最中、頭を撃たれた山崎は意識不明の重態に。そして30年後、彼は目を覚ました―――。



まず、私は学生運動をよく分かってません。

「一応こういうもの」ぐらいは分かってるつもりでしたが、

やっぱり分かってないんだなと感じました。


前回観た「リンダリンダ」のときよりも大分お客さんの年齢層が高くて

きっと、学生運動の空気をリアルタイムで感じいた方々が多いのかなと思いました。


でも、私は涙が出ました。

変なところで(笑)。

私の涙腺はうぉーっと熱くなっているところに弱いんでしょうな。



実は主人公に最後まで共感できませんでした。

私には分からなかった。それが悲しかった。


ひょうどうさんの「生きるテーマ」を山崎がなぜあんな風に言うのか分からなかった。


でも、きっと山崎のように熱く過ごしたときがある人には分かるんだと思う。



アンケートにも書いたことだけれど

今の若い人は冷めてるとも言えるけど

それは冷めと戦ってるってことなんじゃないのかと思う。


自分の外へ向かっていくんじゃなく

ひたすら自分の内側へいく感じで。


だから私は今日の劇中の彼等が大変羨ましかった。

抵抗する対象があって

抵抗しようというパワーがあって

誇りがあって


羨ましかったです。


これから先、私はそんな体中から気がぶわっとあふれ出てくるような

そんな体験をすることがあるんでしょうか。ね。

大人になるにつれてなくなっていくような・・・・・



色々考えました。


私は、これからどうなろうと

人のせい、時代のせいにすることだけはしたくないのです。

「時代に負けた」はいいけど

「時代に裏切られた」はないと思うのです。

といっても開き直ったり悪態つくのは論外なので気をつけないと。


それはここ数年色々なものに触れるたびに思うことですが

この作品も、再認識させてくれました。

ありがとうございました。




演技としては・・・・

個人的には「リンダリンダ」の方が上だったと思います。

片瀬さんが随分噛んでらっしゃったのが残念でした。

塩谷さんの声がしょっぱなから小さかったのも、入り込むのが遅れた原因かと。


大高さん、未来のパパ、日比野パパの演技に泣きました。

長野里美さんはやっぱり素敵でした。

ライブのとき、乱入してくる姿になぜか胸が詰まりました。


「シャッフル!」の女の人に会えたのが妙に嬉しかったです。



あ!あと、お客様の中に池田成志さんがいてびっくり且つ感激しました。

近くて生で、握手をお願いしようにもあまりのサプライズにチキンなまま終わってしまいました。


帰るときに、丁度GAKU MCさんが出てくるところで会釈しました。

「お疲れ様でした」と言いたかった・・・。チキン2でした。




途中、分からない話で若干置いてかれた感を感じていたのですが

どうしてどうして

結局は胸が熱くなり、少量ですが涙がでて、

今いろんなものが溢れて溢れて頭の中がまとまらない状態です。


これが鴻上さんの力なのか?

やっぱりすごいです。はい。



まとまりゼロですね。書き直せたら。いつか。