これまでに人からお手紙をもらったことはありますか?


私にはあります。
私が小学生の頃、正直、なんとなく苦手な同級生の男の子がいました。


私に比べれば、彼ははるかにしっかり者で
私は、係りの仕事をこなすのが遅くて
よく注意されていました。


負けず嫌いな私は
当時、彼に対して、憧れと嫉妬が同居した
なんとも矛盾した感情を抱いていたんだと思います。


そんな中、私は小学校卒業と同時に
引越しをすることが決まりました。


引越しをするから当然、みんなとは違う中学に行くことになるわけです。


先生には伝えてあったものの
私は、この大事なことを友達に伝えることが出来ませんでした。


卒業式も近くなった頃、クラスで私が引越しすることが告知されました。
卒業してからすぐ引越しすることになっていました。


卒業式を終えて数日後
友人たちは、私のお別れパーティーを開いてくれました。


そう。
その日は、私がまさに引越しをする日でした。


お別れパーティーの後に、私の一番仲良かった友達が
私に、みんなからの手紙をプレゼントしてくれました。


私はとても嬉しくて
「ありがとう」と言いました。


するとその友達は
「ありがとうなら、あいつ(先ほどの彼)に言いな。」


あいつがお前のためにみんなを集めて
一生懸命、これを作ったんだからさ。



その瞬間の私の感動と衝撃といったら
雷に打たれたかのようでした



私は、彼のところに行って
ありがとう」という言葉を伝えました。


それに対して彼は
「なんか、厳しく言っちゃうこと何度かあったみたいでごめん」と答えてくれました。


その瞬間、
私の彼に対する認識がまるで180度変わりました。



引越しするその日、友人たちと別れた後
引越し先で友人たちの手紙を読んで
涙が出ました。


そして、彼に対する感謝の気持ちが止まりませんでした


私達が人にメッセージを残すとき
それはただの文章、動画というわけではなくて


メッセージを送る側の気持ち、感情も相手に伝わることがあります。
私の場合はそうだったと思います。


それが何故、起きるかというと送り手が
感情を込めてそのメッセージを残しているからです。


もう一つ、エピソードをご紹介いたします。
こちらの動画をご覧ください。

私達が、文章、映像としてメッセージを送るということは
相手に「メッセージを残す」ことでもあります。


私はこれまでに人からもらった手紙、映像を
大切に保管しています。


それを読むたび、見るたびに私は
当時の私、送り手ともう一度
話しているような気持ちになります。




最後になりましたが
本田健氏執筆の「ユダヤ人大富豪の教え」から言葉を引用して
この記事を終わりにしたいと思います。


ユダヤ人大富豪の教え
「君に覚えてもらいたいことは、人生を信頼することだ。
人生を信頼できるものにだけ、幸せは訪れるのだから。」


それではまたっ。

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