12月15日午前7時20分ころの串本町古座の日の出直後の写真です。
ちょっと見ただけでは、何も変わりのない日の出の風景のように見えます。
でも、よく見ると、
座礁して、かなり傾いています。
今月15日、「 あげいん熊野詣 」 を見に行ったとき、串本町の古座を通りかかった際、このような光景を目の当たりにし、車を止めました。
この光景が何であるかは直ぐに分かりました。
これは、先日来、新聞やテレビで度々報道されている、串本町古座の動鳴気漁港沖で、韓国籍のタグボートと、タグボートに曳航されていた地盤改良台船(クレーン船)が座礁した、事故の現場です。
でも、陸からこんなに近いとは思ってもみませんでした。
このことは、ブログアップするつもりは無かったのですが、今日付の地方紙 「 紀伊民報 」 に、油の抜き取り作業が行われていることが掲載されていたので、アップすることにしました。
座礁のあったのは、今月の10日の深夜のことだそうです。
座礁したタグボートは、地盤改良台船(クレーン船)を曳航して、千葉港から韓国に向かっていたもので、9日、悪天候のため、動鳴気漁港沖に停泊していたそうです。
停泊していた時のイカリが、波風に十分耐えられるものでなかったのか、イカリの入れ方が悪かったのか、定かではありませんが、いずれにしてもイカリが波風に耐えられなかったことだけは確かだと思います。
幸い、乗組員の4人は、ヘリコプターで救出され、人的被害はなかったようですが、海難事故でいつも問題になるのは、燃料漏れです。
「 あげいん熊野詣 」 を見た帰りに見ると、タグボートと、地盤改良台船(クレーン船)にはオイルフェンスが張られていて、おそらく中和剤だと思うのですが、これをまく作業が行われていました。
今日付の新聞では、タグボートの油の抜き取り作業は、4、5日で終了するとのことですが、地盤改良台船(クレーン船)の油の抜き取り作業は行われておらず、作業日程も決まっていないそうです。
地盤改良台船(クレーン船)についても、油による被害が拡大する前に、早期に対策を講じていただきたいものです。
現在は船を持っていませんが、こうした事故を初めて目の当たりにして、海の事故の与えるダメージの大きさを肌で感じました。