みなさん、こんにちは
今週は一気に暑くなり、私も半袖で過ごしましたが、なんか変な天候が続きますね
しかも明日は雨
久々に出かける予定なのに、超晴れ女の私にして雨だなんて
ところで、今医師専門サイトでちょっと話題のクリニックがあります。そこは関東にあるとあるクリニック。
趣旨は、日本中に広がる精神科の薬漬けに対して、薬を抜くために特化したクリニックらしいです。
いやはやすごいですね。他人様（他の主治医）の出した処方を完全に抜くことだけが仕事なんて・・・。
まきメンタルクリニック （←リンクあり）にも、口コミなどで「お薬をやめたい」と言って来る人はいます。
本人がそう希望しているのだから、出来る限り希望に沿うようにはしますが、
長年の薬物依存（本人は自覚してないかもしれませんが、すでに中毒ですね）は
そうそう簡単に治せるものではなく、本人にもそれなりの覚悟をしてもらわないと困ります。
なんの覚悟もなく、私に丸投げする人はお断りです。覚悟もなしに来られても正直迷惑です。
だってそのお薬を処方したのは私ではなく、他の精神科医なんだから。
なんでこうも他の精神科医の無責任な処方の尻拭いをしなくちゃならないのかと、
そういう患者さんが来るたびに、ため息が出そうになります。うちはそれ専門のクリニックじゃないのです。
それでも患者さんが、心からお薬をやめたいという気持ちで頑張るなら、出来る限りのサポートはします。
毎日毎日、離脱症状（薬を減らしたりやめたりするために起こる禁断症状）と闘わないとダメなのだから、
それこそ「覚せい剤をやめるくらいの覚悟で来てください」と最初に伝えています。
その覚悟がない人は、うちに来てもらっても私の時間と労力の無駄なので、来なくていいです。
患者さん自身の問題なのに、私にだけ頼ってもらっても困ります。私は頑張る人しか応援しません。
しかし、この某クリニックは「薬物をやめることに特化したクリニック」だそうで、
HPには堂々と院長がこう書いてあります。（以下、そのクリニックの院長の挨拶の引用です）
「このクリニックでは癒す治療や、傾聴的なカウンセリングや、
満足を与えるような方法は行っておりません。
ただ精神薬や他の薬をやめること、その薬物を体から断つこと、
自立していくことへの教育、に特化したクリニックです。」
へ
精神科医なのに癒す治療はしないんだ
傾聴もしなければ、満足を与えるような方法もとらないって
教育っていうけれど、サポートはせんのかーい
うーん、私に問題を丸投げしては、ちょっと厳しいことを言うと文句言う患者を是非紹介したい
しかし残念ながら遠いし、そもそもこのクリニックの厳しさは半端ではないので無理でしょう
うちで文句タラタラ言う人に、このクリニックのHPを見せてやりたいでーす
ここではなんと受診前に３冊の本（著者はこのクリニックの院長、つまり自分の書いた本）を読め、
読んでない人は受診しちゃダメってなっています。なんのこっちゃですヽ(゜▽、゜)ノ
本が手に入らない場合は、このクリニックで買えって書いてあります。
そして薬をやめるために漢方（これは私も使うけど）や鍼灸をやるそうです。
特に鍼灸は大切らしい（しかし当然有料）。
さらにサプリメントも購入することに同意しなければ、受診はできないそうです。どんなサプリ？
そしてデトックスのため、謎の排毒低温サウナに入らねばならず、
そのために患者自身がバスタオルだの水着だのをいちいち持参しなければならないそうです。
そして毎月必ず採血を行う（1回8000円から1万円！ただし保険は効くらしい）そうです。
ひょえ～
不必要な薬を抜くって大切だとは思うけど、全部の薬が悪いわけじゃなく、必要な薬だってあります
それに漢方にだって副作用もあるし、意外と漢方は即効性があるんです
なんだか趣旨は立派なように見えて、実はものすごく儲け主義としか見えないのは私だけ
私なら、できれば避けたい・・・。他の精神科医の無責任な処方の後始末なんて。
それに悪いとわかっていながら飲み続けたのなら、患者側にも責任はあります。
なんでその責任を私が代わりにとらなくちゃならないの?って思うから、
本当にやめる覚悟のある人しか来てほしくないし、こんな本を読めだのなんだの言いませんよ。
頑張ってる人には応援というか、「だいぶ良くなってるよ、頑張ったね」っていう励ましとか、
辛いだのしんどいだのって言葉も、「そうだね、しんどいよね」って傾聴しなくちゃ、
患者さんだってやる気が失せるのではないでしょうか？
このクリニックの院長はやたらと「教育」って言ってるけど、もちろん指導は大切でしょう。
でもむしろアドバイスであったり、サポートの方が大切だと私は思うけど
薬をやめるってことは大変なので、確かにここまで厳しくしないとダメなのかもしれないけれど
かな～りお金がかかる上に、すべて患者の責任なんだから、今までの行為を改めろとか
本を買ったら教育してやるって態度はどうなんでしょうか
こんなクリニック、行きたいですか
ブログネタ：部屋のなかではスリッパ？裸足？靴下？
参加中
私はスリッパです
特に夏場
なぜかうちは田舎なんでムカデが入って来るんですよね
たまにフローリングの床とかお風呂の浴槽でムカデの死体を発見したり
ある時なんて天井から何かがポトッと私の背中に落ちて来て（よりによって服の中に入る
）
イヤな予感がしたので、たまたま前開きの洋服だったため、慌てて脱いだら
ムカデがもそもそと這っているではないですか
あり得なーい
迂闊に裸足で歩いて踏んづけたりしたら大変ですよ、もう
まあ、それだけが理由じゃないけど、スリッパはなんか習慣なんですよね。
クリニックのスリッパも一応毎日職員が消毒してくれてはいますが、
共用のスリッパというのは、なんとなく抵抗があり、ホテルでも使い捨てのならともかく、
消毒済みって書いてあっても、共用のスリッパだと履かないです。
潔癖症ってわけでもないんですが、なんか無理。
そんならホテルのパジャマも全部だめか？というと、他のモノはなぜか大丈夫なのです。
自分でも不思議ですが、理由はなんとなくです。
でも理由なんてそんなものじゃないんでしょうかね？
では今日は、薬物依存から脱出したい人のために、すっごく懐かしい歌、
「大事MANブラザーズ」の「それが大事」を贈ります
負けないこと、諦めないこと、これは何も薬物依存の脱出だけでなく、人生すべてに大事ですね