新世界にある2つの登録有形文化財☆ | 「新世界」の情報ブログ

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「登録有形文化財」という言葉を聞いたことがあるでしょう。


登録有形文化財をWikipediaで調べてみると、


1996年の文化財保護法改正により、従来の文化財「指定」制度に加えて、文化財「登録」制度が創設されました。

第二次大戦以降の日本においては、急激な都市化の進展などにより、近世末期や近代以降の多種多様な建造物が、その建築史的・文化的意義や価値を十分認識されないまま破壊される事例が相次ぎました。

このような反省に立ち、昭和40年代頃から、近世の民家建築、近代の洋風建築などが国の重要文化財や、地方公共団体の文化財に指定される例が漸増していった。

しかし、急激に消滅しつつある近代の建造物の保護にあたっては、国レベルで重要なものを厳選する重要文化財指定制度のみでは不十分であり、より緩やかな規制のもとで、幅広く保護の網をかけることの必要性が議論されました。

こうして、重要文化財指定制度を補うものとして創設されたのが、文化財登録制度であり、登録された物件を「登録有形文化財」と称します。


と、書かれてました。


実は、新世界の中に、登録有形文化財になっている建造物が2つあるんです。


ひとつは通天閣です。

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現在の通天閣は、昭和31年(1956年)に地元の有志により再建された2代目の通天閣です。設計者は東京タワーや名古屋テレビ塔と同じ内藤多仲。

「通天閣」は地元住民の手作りによる文化遺産であり、街のシンボルと言えるでしょう。


もうひとつは、「ギャラリ-再会」です。

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新世界の中でも異質な雰囲気をかもしだしている南欧風のたたずまい。

かつて新世界はモダンデザインの最先端の町。

この建物は、昭和28年に建築家・石井修氏の設計で純喫茶「再会」として建てられました。

「再会」の美しさに惹かれ銀幕のスターたちもよく遊びに来ていたそうです。

そんな華やかな時代から時が流れ、その後も地域の人に大切にされ親しまれていましたが、喫茶閉店後ラジウム温泉の2代目社長にひきとられ、平成9年に改修を終え、「ギャラリー再会」として復活しています。


いよいよゴ-ルデンウィ-クが始まりました。

全国から多くの観光客が新世界へ来られるでしょう。

日本一おもろいタワ-である通天閣だけでなく、「登録有形文化財」である通天閣を楽しみ、通天閣のすぐに下にあるギャラリ-再会を探してみてください。



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