皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。
<前回からの続き>
今回からは、
耐性領域を広げる、
即ち
自律神経系の調整能力を高め、
(ポリヴェーガル理論で言うところの
腹側迷走神経系の働きを強める)
症状や障害(交感神経系や背側迷走神経系による
過度の防衛反応)にまで発展させない為のヒント
をお書きしてゆきたいと思います。
<症状/障害を制御する能力の高め方①>
①自己調整能力を高める
自己調整をする機能はポリヴェーガル理論では、
脳も含めた腹側迷走神経複合体と考えられています。
例えば、
自分とよく似た個性を持っている愛しい我が子が
パニックになったり、わめき散らしている
と想像してみましょう。
その時、
我が子は交感神経系が耐性領域を超えて
過覚醒状態になっていると想像されます。
もしあなたがその子の母親であるならば、
どうやって落ち着かせる
(覚醒レベルを耐性領域内に戻す)でしょうか?
例;
「話を聞いてあげて落ち着かせる」
「ギュッと抱きしめてあげる」
「優しい笑顔で手を握って、
落ち着くまで傍に居てあげる」
「大丈夫、大丈夫よ、と背中をさすってあげる」
「ちょっと深呼吸しようか?と一緒に深呼吸する」
等々。
逆に
愛しい我が子が塞ぎこんで、
ご飯も食べられずに布団から出られない
と想像してみましょう。
その時、
我が子は背側迷走神経系が耐性領域を超えて
低覚醒状態になっていると想像されます。
もしあなたがその子の母親であるならば、
どうやって元気づける
(覚醒レベルを耐性領域内に戻す)でしょうか?
例:
「話を聞いてあげて元気づける」
「あんたの好きなプリンを一緒に食べようか?とか
あんたが好きなアイドルの動画を一緒に見ようか?
等と気分転換させる」
「(落ち込んでいるのなら)自信を持たせる声掛けや
(自分を責めてるのであれば)
あんたは悪くないよ等の肯定の声掛けをする」
「こそばして笑わせたり、散歩に誘ったり、
動くように持ってゆく」
等々。
それを
自分の中に過覚醒や低覚醒に陥った我が子が居るとして、
その子を俯瞰で見続けて言葉や動作でケア
してあげましょう。
自分(腹側迷走神経複合体)が
我が子(交感神経複合体や背側迷走神経複合体)を
俯瞰で見続けてケアする事を繰り返せば、
自律神経系の自己調整能力を高める事ができる筈です。
次回はこの続きである
「相互調整能力を高める」ヒントをお書きします。
<次回へ続く>
それでは今日も良い変化を
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