恋愛/結婚がうまくいかない⑦依存型 | 大阪発!心理カウンセラーの「自分で自分を癒すヒント」

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うつ、不安、不登校など、様々な神経症やお悩みを少しでも軽くする為の
ヒントを開業カウンセラー(公認心理師)がお伝えしてゆきます。

皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。

 

 

 


<前回からの続き>



今回からは、

 

「相手への依存」によって恋愛/結婚がうまくいかない方


に向けてお書きしたいと思います。






<相手への依存によって

 恋愛/結婚がうまくいかない人の例>


例:

A子さんは20歳の女子大生です。

 

 友達は多いのですが、悩み事があると、

 すぐ友達やお母さんに話して慰めてもらい、


 また寂しがり屋で、友達と一緒でないと

 独りではカフェやトイレにも行けません。


 でも、そんな彼女の事を

 友人達は好意的に見てくれていて


 ”A子の甘えたさんの所が可愛い”

 と思ってくれる友人も居ました。


 そして彼女は彼氏にも

 ”ねえ・・・寂しいからもうちょっと一緒に居よ?”
 とデートの後に駄々をこねたり、


 社会人の彼氏

 ”今度の休みは大事なプレゼンの準備を

 しなきゃいけないから会えない!”

 等と言おうものなら、

 

 ”仕事と私とどっちが大事なのよ!”
 と拗ねたりしました。


 そんな彼女の”ワガママ”に

 次第にうんざりしてきた彼氏は
 彼女と徐々に距離を取っていきました。」







 <解説>


上のA子さんの例では、

母親や友人、彼氏を””安全基地”と認識している点から

幼い頃の愛着形成は成されていると考えて良いでしょう。

ただ、

その次の段階で必要とされる

愛着の内在化(内的作業モデルの確立)という点では、

疑問が残ります。

特に、自己慰撫力や感情の耐性、

つまり

自分の感情等の自律神経系を「自動調整」

(自分独りで落ち/着く)する能力が、

あまり身についていないと考えられます。

ですから、

寂しさや不安等が生じた時に、

自分で自分の機嫌を取ってあげる事ができず、

 

他人に調整してもらう必要が出てきてしまい、

それを彼氏が鬱陶しがる
という構図が出来上がります。

安定型の愛着をもたらす親は、
ストレスから子供の興奮が高まったら、

安心を与え落ち着かせたり、

逆に子供の気分が落ち込んでいる時は、

気分転換させたり元気づけたりして
活力を取り戻そうとします。

こういった、

子供の自律神経系(感情等)の調整をする事を
「相互調整」
(他者によって落ち着く)と
言います。


そして、
こういった
感情と身体の体験を繰り返してゆくと
それが潜在的な手続き記憶となり、


子供の脳の右眼窩前頭前野の発達が促進され、
自己慰撫力や感情の耐性、


つまり

「自動調整」(自分独りで落ち/着く)する能力
が身について来る
と考えられています。

ところが、

①親の愛情が深すぎる為に、
 子が大きくなってもずっと「相互調整」を続けた場合


或いは
②子がいくつになっても親離れできずに、
「自動調整」する能力が身につかなかった場合


(恐らく子が極端な感覚過敏を有していると、

そこから生じる情動に圧倒されるから
独りでは難しくなるのではないか?

と私は考えています)、

等は、
いずれも

右眼窩前頭前野の発達が遅れる等の理由によって、
「自動調整」する力が不足して依存的になる
のでは?

と思います。




次回は、

「相手への依存」によって恋愛/結婚がうまくいかない方
に向けて、その解決のヒントお書きしたいと思います。




<次回へ続く>

 

 

 

 

それでは今日も良い変化を

 

 


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