今回は、私自信が日々実践している、「内観療法」(吉本伊信と
いう方が創始して、臨床現場にも普及した心理療法)をアレンジ
した、他人の気持ちがわかったり、自然と感謝の念が湧いてくる
方法をお伝えしたいと思います。
まず、本来の「内観療法」は、一人ずつ対象(母・父等)を思い
浮かべ、自分の幼児期~現在まで、3年~5年位の周期に分け
て、以下の3点について思い当たる事を全て調べてゆきます
①(その時期にその人に)「してもらった事」
②( // // )「して返した事」
③( // // )「迷惑を掛けた事」
それを施設等で合宿し1週間くらいかけて思い出し、その人に
対する新たな見方ができるような”気付き”を得る、という様な
ものです。
私の場合はそれに加えて、その相手が「その出来事の時に
どう感じただろうか?」と、「本当はどうしたかったのだろうか?」
と、「本当はどうしてほしかったのか?」という感情を理解しよう
とする項目も付け加えて行っています。
<内観療法的に家族との関係を癒す方法>
①対象を決める
まず、「許したい・許されたい」人、「理解したい・理解してもらい
たい人」等から、対象(親や祖父・祖母、兄・姉、姑、夫等)となる
人を決めます。(最初は、まず対象を一人に絞って行って下さい)
②情報を集める
その人の人生で起きた”事件”や心が動揺したであろう出来事、
”辛かったであろう出来事”、嬉しかったであろう出来事、を調べ
、或いは聞き出しておく。
(※因みに私の場合は、70年近く前に戦死した祖父の名前や
思い出、亡くなるに至った状況、更にその知らせを受けた時の
祖母の様子やその後の状況等を父に聞きました。
更に、母が苦労した出来事や一番悔しかった時の思い、私が
生まれる頃や小さい頃の兄の様子等を母に聞いたりして、
家族の一通りの情報を得ました)
③その対象となる人を思い浮かべて、
「してもたった事」、「して返した事」、「迷惑掛けた事」を
思い出す。(1回目は書き出す)
④その対象となる人に起こった人生で重要な出来事を思い浮か
べる。
⑤その”出来事”がその人に起きてる場面を想像して、
「何を感じただろう?」、「本当はどうしたかったのだろう?」
「本当はどうして欲しかったのだろう?」を想像する。
⑥その対象となる人の顔を思い浮かべながら、
(1)「迷惑を掛けた事」、「して返せてない事」に対して、心の中で
「ごめんね・・・」と言う
(2)「して頂いた事」に対しては、心の中で「ありがとう」を言う
(3)「本当はどうしたかったか?とか、どうして欲しかったか?」
という、その人の真意に気づいたら、それに対しても「本当は
〇〇したかったんだね。そんな気持ちを私に持っていてくれた
てたんだね、ありがとう!でも、それをわかってあげられなくて
ごめんね」等と、「ごめんね」や「ありがとう」を言う。
それでは、今日も良い変化を。
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