今回は、Dioの白夜ニ燃ユル花をレビューします。
Dioは2006年5月から2010年3月まで活動していた5人組のV系バンドで、メンバーには、後にMoranへ加入するIvyが在籍していました。2105年12月に結成10周年記念して期間限定で復活することが発表され、2016年4月からヨーロッパツアーを行い、5月14日に高田馬場AREAにてファイナルを迎えました。本作は、結成10周年を記念したヨーロッパツアーを記念して会場限定で販売された1曲入りのシングルです。新曲が収録されています。

Dio/白夜ニ燃ユル花

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1, 白夜ニ燃ユル花
ダークでハードなツタツタ・ナンバー。
ギラギラしたシンセから始まり、テクニカルで重いデスメタル調の演奏でシャウトやデスボで攻めてくるもサビはV系らしくクリーンになり、メロディアスな歌を聴かせてくれます。どこか90年代のV系を彷彿とさせる王道で覚えやすいメロディが聴きやすいんですが、もう少しパンチが効いていてほしいところ。ただ、バックでメロディックにピロピロしているギターが印象に残りますね。

総評:70点

ダーク、ハード、メロディアスの三拍子が揃ってメタルやハードロック、耽美な要素もある王道サウンドが効いた楽曲になっているので、もう少しサビにインパクトが欲しいところですが、久しぶりの新曲で、日本好みというより洋楽寄りな部分もあり、期間限定復活でもしっかりしたクオリティの楽曲を持ってきてくれてますし、好きな人は好きだと思います。歌詞カードが無いのが個人的に残念ではありますが、相応の作品にはなっていますね。