初スコップ。山元町。 | しのこさんち。

しのこさんち。

2男1女のおかあちゃん。
アウトドア・ハンドメイド・
お酒、旦那様 LOVE?!
時々、つぶやいてます。

主人の渋い顔。心配だからってわかってます。しのこさんち。

でも、行きたい。いつも、わがままな嫁でございます。
行かせてくれて ありがとう。


深夜0時。

ねこちゃんを本庄でピックアップして、いざ宮城県へ。



途中、インターでラーメンを食べて。

「なんか、私たち、変な感じじゃない?」

「なにが?」

「深夜2時に、アラフォーのおばちゃんが2人でラーメン。

 その上、おそろいラブラブの服着てさ~。」

「じゃあ、スコジャン、脱ぐかね~。」

「って、下もペアルックじゃ~~~にひひラブラブ


スコップ団のジャンパーに、パーカー、Tシャツまで。。。。

完全にペアルックなふたり。。。。イタいわぁ。。。


って、職場でも このジャンパー着て 並んで仕事してるけどねっキャハハ



早朝4時、直前のパーキングで仮眠。

雪山用に買った寝袋、あったか~~~~~いキャンプ

ビバ!アウトドア~~~!!!

しのこさんち。
  山下駅、到着。


  この日のスコップの様子は団長ブログ

  強い男の最後の・・・

  を 読んでください。  

  


  壊されるのが決まってるおうち。

  じゃあなんで、スコップするのかって?

 

  5歳の子のため。

                              このおうちに住んでた子。
しのこさんち。   おうちが怖くて 近寄れないんだって。


  お父さんは、取り壊しの前に 
  生まれ育ったおうちを 見せてやりたいんだって。

  壊しちゃったら もう 見れないもんね。

  写真も ないだろうし。

 


  みんな 黙々と 作業してました。

  指示なんかない。


  上記の説明があって


  「はじめ!」の掛け声で それぞれが

  自分のやるべき仕事を見つけて 動き出す。


  老若男女。


  力仕事だけじゃない。

  泥から見つかった おもちゃや写真をきれいにみがくことも。

  20分別には 驚いた。


瓦礫(がれき)じゃないね。

そんな言葉で表現したら いけないよ。

すべて 生活のかけらで。 そこで生きてきた 生きていた人の かけら。


初めての参加で 何をやったらいいかわからずに おもわず握ってしまったスコップ。

ふと気が付くと 周りが男性ばかりだったけど。

が~~~~~っとやってないと 倒れそうだった。


中から出てきた 調理師免許。

亡くなった おじいちゃんのものだった。


結婚式のウェルカムボード。

私たちより、ちょっと若いご夫婦。

額に入っていたから、中の文字とかきれいなままで 涙が出そうだった。


子供のおもちゃ。

おままごとセット。

うちの末っ子とひとつ違いの子。

アンパンマン、好きなんだね。


意地になって 拭きました。

新品同様にしてやる!!!



団長がはじめに言ってた「ぺんぺん草ひとつ残さないように」という言葉通り

部屋も、庭も、 磨き上げて。


すごいよ。スコップ団。

みんなが かっこよかった。

す~って集まって、 す~って帰ってく。

「友達んちを ちっと 手伝いに来ただけだし。」って。



このお宅の近くに車を停めました。

これで、復興してるって、いえるかい?
しのこさんち。


帰り道の夕日がきれい過ぎて 

泣けてきました。
しのこさんち。  しのこさんち。

後日、団長が このおうちの子からお手紙もらったんだって。


この子、おうちに行くことができて。

ちょうど 1日違いで この子の誕生日だったから 出てきたおもちゃをプレゼントしたら

すっごく 喜んだって。


団長ブログ「全ての。」  


よかったね。

もしかしたら ウチの子の 未来のお友達かもしれないもんね。

その時は よろしくね!!!