1. パピーを内蔵HDDに新規インストール
もっとも典型的なものは、パピーを内蔵HDDにインストールし、MBRをGrub4Dosにするものです。パピーのインストールそのものは Frugalインストーラで行いますが、 Frugalインストーラ自身はブートローダを設定しないので、「Grub4Dos ブートローダの設定」を起動します。
Grub4DosのGUIが立ち上がったら、標準設定のままでOKを押し続ければ、ほぼ自動でブートローダの設定が完了します。
2. パピーを内蔵HDDに追加インストール
次の例は、すでにパピーがインストールされていて起動できる状態のところに、別のパピーを追加してインストールする場合です。最初のパピーが Windows用インストーラ(.exe)でインストールされた場合を含みます。
たとえば 571JPをWindows用インストーラでインストールし、重ねて 431JP2012を追加インストールしたいときは、 431JP2012もWindows用インストーラが用意されているので、それ(.exe)を使ってインストールすればよく、Grub4Dosを新たに設定する必要はありません。
本家版PuppyなどWindows用インストーラが用意されていないものを追加インストールする場合などはGrub4Dosを再設定しなくてはなりません。
この場合、すでにgrub4dos(grldr)が起動できる状態になっているので、必要なのは起動メニュー(menu.lst)の変更だけです。menu.lstを直接テキストエディタで編集しても構いませんが、ここでは「Grub4Dos ブートローダの設定」を使います。
GUIが立ち上がったら、追加オプションの中で「ブートローダーは書き換えない」にチェックを入れます。他は標準設定でOKを押し続ければ、ほぼ自動でブートローダの設定が完了します。
USBメモリへのパピーのインストールにはさまざまな方法がありますが、Frugalインストーラを使ってインストールする場合、ブートロダーの設定はGrub4Dosで行います。
GUIが立ち上がったら、インストール先にUSBメモリを指定します。また追加オプションでは「このドライブ内だけを検索」にしておくと良いでしょう。他は標準設定でOKを押し続ければ、ほぼ自動でブートローダの設定が完了します。
UnetbootinでUSBメモリへのパピーをインストールした場合、パピーの「Grub4Dos ブートローダの設定」を走らせて、Unetbootinによる設定を上書きすることをお勧めします。パピー固有のUSBメモリ用オプションであるとか、RAMモードがメニューに現れるとかで、使いやすくなります。
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