我が家では、12月1日の結婚記念日を始まりとして、
イベントが暫く続きます。
何故これだけ続くか?って位に。(笑)
贅沢を言えば、イベントが分散してくれればいいのに。(爆)
ということで、イベントの2つ目は奥さんの誕生日。
日付が変わって誕生日を迎えた直後は、お互い仕事の終了が
終電になったので、急遽二人待ち合わせをして銀座へ。
二人にとって大事で素敵な、いつもよくしてもらっているバーで、
乾杯をしてユッタリとした時間を過ごしました。
本当はここで皆さんにも紹介をしたいところなのですが、
ここだけは内緒にさせてもらいたいと思います…
で、当日の夜。
この日が誕生日のメインイベントなのですが、
事前に飲むお酒はちゃんと決まっていました。
奥さんが会社関係の方から頂いたものです。
詳しい説明は省きますが、予算が決められた中でプレゼンを
して相手が感動できるものを渡すということをやったようで、
結果、奥さんが受け取ったものは1万円のワイン。
考えてみれば、家でこれ位の値段のワインって開けたことが
なかったりします(セラーには数本眠っていますが)。
ワインに合わせる料理として、表参道エチカにある
ブーランジェリー ジャン・フランソワでバゲットを購入。
後はブルーチーズにパテやサラダ、ミネストローネといった
ワインを主役にするためのおつまみを買い揃えて帰宅。
さて、ワインの口開けです。ちょっとドキドキ。
コルクについた色も凄い(わかりにくいかもしれないですが)。
…今までこれだけの古い年数のワインは飲んだことがないです。
ということで、頂いたのは20年前のワイン。
シャトー・ラルシ デュカス[1985]
SAINT-EMILION GRAND CRU CLASSE
ボルドーのサンテミリオン地区のワインです。
このワイン、あまり日本には入ってこないようですが、
フランスでは素性の良いワインとして知られているようです。
サンテミリオンの町の南東部の丘にあります。
ちなみに1985は、メルロー65%、カベルネフラン25%、
カベルネソーヴィニヨン10%のブレンドです。
格付けでお酒を飲むわけではないですが、ラルシデュカスは
サンテミリオン地区では、グラン・クリュ・クラッセの位置づけに
なります。13のプルミエ・グラン・クリュ・クラッセがあり、
55のシャトーがグラン・クリュ・クラッセの資格が与えられています。
参考までに。
さて、ボルドーの古いワインは口を開けてからかなり時間が
経過しないと味わいが全然違うので、口開け後に一口味わった後は
ほっておいて、1杯だけオーストラリアのスパークリングで時間を
繋ぎ、改めて飲むことに。
口開け直後はむせ返る位でかなり香りと酸味が強かったです。
が、デキャンタージュしてある程度時間が経過すると、
香りこそ落ち着いてしまいましたが、代わって現れた表情は
柔らかくて飲みやすく、ミディアムボディなワイン。
醸造して20年を経過しているものなので、もう少し全体的に
濃厚な味わいを予想していたのですが、よい意味で濃厚過ぎること
なくまろやかさと深さを兼ね備えた味わいになっています。
この後はじっくりと時間をかけて飲んだのですが、
飲むにつれて美味しさが増していって、
最後は飲み終わってしまうのが本当に惜しいくらい。
個人的にはボルドーのワインを飲んだ中で一番印象に残りました。
凄く気分が良くなったので、自分達のお気に入りドメーヌの
フィリップ・ルクレールの2001年レ・ボン・バトンも
開けてしまいました。
こちらは年度違いのものを過去に紹介しているので詳細は省きますが、
いやぁ、こちらもブルゴーニュのワインらしい華やかさがあり、
いつも通りのしっかりとした果実味が感じられて
これまた美味しいです。
こうして、2本の美味しい赤ワインとともに誕生日の夜は過ぎていきました…