さて、この日飲んだ日本酒の紹介です。
一本目が「羽前白梅 百花吟醸」。
二本目が「楯野川 中取り純米吟醸 山田錦」。
意識したわけではなくて、結果山形のお酒が二本になりました。
こういう偶然も面白いですね。
ちなみに楯野川はともかく、羽前白梅は飲んだ記憶がないです。
羽前白梅は鶴岡市にある「羽根田酒造」で造られている日本酒。
創業が文禄(1500年後半)という400年以上の長い歴史を持つ
蔵元です。全品無炭素濾過、昔ながらの槽(ふね)を使った
手間のかかる搾りの方法など、細部にわたって徹底した
こだわりを通しているようです。
百花吟醸は美山錦を用いていますね。
フルーティーな吟醸香が漂って、喉越しも軽快でキレもある、
そんな感じでしょうか。とは言っても軽いわけではなく、
しっかりと口の中で旨みは感じます。
4合瓶で1260円と価格もリーズナブルでよいかなと思います。
楯野川の方は飽海郡平田町の「楯の川酒造」で造られています。
ほぼ全ての銘柄が小仕込み(吟醸、純米吟醸は総米750kg・
大吟醸は600kg)、上槽後すぐに瓶詰め、瓶火入(熱処理は生の
まま瓶に詰め、そのまま1本1本を湯煎方式で行います)という
きめ細やかな造りをしているとのこと。
この中取り純米吟醸は、兵庫県産山田錦を使用しています。
楯野川の中取り純米は他にも美山錦や出羽燦々がありますね。
こちらの味は、柔らかな旨みがあり時間が経過するについて
味が出てくる感じがします。口の中でしっかりと旨みを感じ、
後味も感じられます。
口開けよりも翌日の方が味がのっている気がしました。
どちらもまた飲んでみたい日本酒ですね。
同じタイプだけでなく、違うのも試したいです。
羽前白梅 百花吟醸
精米歩合 :50%
アルコール分 :15度以上16度未満
醸造 :羽根田酒造
楯野川 中取り純米吟醸 山田錦
精米歩合 :50%
アルコール分 :16度以上17度未満
醸造 :楯の川酒造