先日のブログの続きです。


薬疹の原因の調べ方です。



ハッキリ申しまして、

すごーく、すごーく、面倒です。

一般のクリニックでは、ほとんどできないです。


ですので、

「原因をハッキリしてください!」と、

外来で詰め寄らないでください>_<。



しかし、原因を調べたい気持ちはよくわかりますので、ご説明させて頂きます。


まず、


① リサーチ

 今まで飲んでいた薬と健康食品などを、すべて調べます。
(長年飲んでいた薬も、突然アレルギーを起こす可能性がありますよ)


② DLST(血液検査)

それらの中で疑いの高い薬剤数個と血液を混ぜる検査をします。

そのために、患者様に、今まで飲んでいた薬や健康食品をすべて持ってきてもらいます。

【注意】
しかーし、DLST 検査は精密度が低すぎて、でないことがほとんどです。でたら、ラッキーくらいな感覚です。また、保険がききません。

この検査は、大きい病院でないとできないことが多いです。

③ パッチテスト

疑わしい薬をすり潰して、塗り薬にして、体に貼り付けます。

飲むわけではないですから、精密でないことは言うまでもないですね


④ 内服テスト

②の検査ではたいていわからないので、内服テストということをします。

薬疹を起こした薬を、もう一度飲むという検査です。

これは、確実ですが、危険な検査です。


アレルギーは一回目より二回目、二回目より三回目のほうが悪くなりますので、

さらにひどい薬疹を起こすのを覚悟の上で行います。

命を落とすこともないとは言えません。



しかもそれを、全ての薬と健康食品に関して一個ずつ行います。
(現実的には、内服テストはやらないことの方が多いです。)



このように、薬疹の原因をきちんと調べるということは、

労力も大変な上に、

命がけということです。



簡単にわかる方法、
あるといいのですけれどもね

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⇧先日、講演会の途中に寄った京都タワー。こんな晴れやかな空のような心でいつもありたい

ご参考になさってくださいね。


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