あけぼの | 中年通勤ライダーの悲哀と奮闘 〜CBR250RRと一緒〜

中年通勤ライダーの悲哀と奮闘 〜CBR250RRと一緒〜

通勤手段のバイクを、出来る限り自分でメンテナンスします。誰かに見て頂くというより、私的、覚え書き的なブログです。
……と言うのは、始めた頃の話。
最近はバイク分の多い日常の記録と、人様のブログにコメントしまくる「コメント魔」と化してます。

世間様は3連休のなか日だった先日の日曜日。

家紋は一家を引き連れて、とある食堂にやって参りました。

浜名BPを使っちゃうとピューッと通り過ぎちゃう旧道の潮見坂。

その中ほどに位置する食堂「あけぼの」です。


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日曜にも関わらず、店の前は駐車車両でごった返しております。

いつ来てもこんな感じなんで、前から気になってはいたんですが、今回初めての入店であります。


店内は、如何にも昭和の時代の定食屋といった風情。

長距離トラッカーなのか、近所の工場の従業員なのか?

同じ制服を着た3人がワンセットで、カウンターもテーブルも占拠してます。

どこを見ても3、3、3。

(我が家も3人だな。クフフ♪( ´▽`))

とかくだらないこと考えながら、案内された座敷席に腰掛けます。


お父さんはコレね〜( ´ ▽ ` )ノ⌒□ポイッ」


と寄越されたのがこのメニュー。



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いや、これから呑むんならコレで全然オッケーだが、ココにはメシを食いに来たからな?
最初は定食メニュー見せてくれよ。


「は〜い( ´ ▽ ` )ノ⌒□ポイッ」



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そうそう。

まずはご飯ものでしょうが。


と、定食の部にある二文字が、家紋の目を捉えます。


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『時価…だと((((;゚Д゚)))))))』



定食屋にあるまじき単価不明の定食メニュー。

刺身はまだ判る。

が、庶民派の定食メニューのド定番たる『焼き魚定食』が時価って、どんな世界だよ。




【嫁さん】
「ワタシ、刺身定食ね〜( ´ ▽ ` )ノ」



【家紋】
『!(´Д`;)』



……いきなり時価メニュー行きやがった…。
一家の長たるこの家紋。
こんなところで後塵を拝する訳には行くまいて。




【家紋】
「ならば、私は焼き魚定食

『時価』

と言うのを頂こうか。」




【ムスメちゃん】
「ワタシ親子丼〜〜( ´ ▽ ` )ノ」




待っている間、嫁さんがポツリ、ポツリと呟く。

「時価って…幾らなんだろ。ドキドキするわ〜((((;゚Д゚)))))))」

「やっぱり、やめとこうかしら…」


だがな、嫁さんよ。

今更遅いのだよ。



何故なら。


ココは定食屋。


早い安い美味いの三拍子が揃った店で、定食メニュー頼んで客を待たせるわけあるまいて。



【店員さん】
「はーい、刺身定食に親子丼ね〜( ´ ▽ ` )」



ほら…な?




まずは刺身定食、全景。


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うむ。

まっことベーシックな刺身定食ですな。

そして大衆食堂らしい盛りの大きな丼。

たっぷりのアサリを椀一杯に盛った貝汁。

良いじゃないですか〜〜( ´ ▽ ` )



そしてメインのマグロの刺身。

スジとか、微塵も見当たりません。


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見てください、この見事な赤み( ̄▽ ̄)


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嫁さんに一切れ分けてもらいましたが、魚臭さとか欠片も感じられない見事な味わいと、モチモチした食感は、魚嫌いな人でもコレなら食べられるだろうと思わせる、奇跡の一切れに仕上がっています。



引き続き着丼したのがムスメちゃんオーダーの親子丼。


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質の良い鶏をたっぷりの卵で絡めて、ふんわり仕上げた逸品です♪( ´▽`)

濃い目の大衆食堂らしい味付けですが、特筆すべきはその甘さ。
おそらくはみりんをしっかり鍋で煮切って作ってあるのであろうこの甘さ。
オーダーしてから着丼までの時間を考えると、どんな奇跡的な手腕で作っているのか、想像もつきません…。




さて…。

先ほど「待たせるわけあるまいて」などとほざいた家紋ですが。
私の頼んだ、『焼き魚定食(時価)』ですが、実はオーダーした際に、「少し時間かかりますが良いですか?」って聞かれてまして。

もちろん、似非紳士たる家紋としては、鷹揚に「そうですか、楽しみに待たせて頂きます(笑)」などと応対したのですが、この時点でオーダーから既に15分程経過しております。
正直、大衆食堂としては結構待たされた感がありますが…。


「お待たせしました〜〜♪」





ドンッ!!


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ドンッ!!

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ドッギャーーーーーン!!!

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普通さ?

焼き魚定食って言ったら、サバとかサンマとかじゃないですか?
ホッケとかさ。

それがアナタ、カマですよカマ。

素材自体は高価なものじゃないですが、そりゃあこんなモン出そうと思ったら時間かかるわなあ…(´Д` )


既出の写真を見比べてもらうと判りますが、嫁さんの丼ライスと、盛りを変える心遣いが溢れるメシ溢れる丼に、ほぐしたカマを乗っけて、大根おろしを乗っけて、ガシガシ頂きます。

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(……ヤヴァイ。美味すぎる。)

魚臭さを上手に風味に変えるようにしっかりと火を中まで通した上で、カマの持つプリタツの脂をこぼさない様に表面をカリッと焼き上げた見事な手腕。

素材自体も良いのでしょうが、これは料理人の見事なまでの腕前であります。


余さず、しっかり頂きました♪( ´▽`)

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ちなみに、3人が頼んだ全部のメニューについてきた「貝汁」

アサリの味噌汁ですが、こちらも絶品です。
もう、アサリの持つ旨味だけしか主張してこない、雑味のない味はおよそ今まで食べた貝汁の中で味わったことのない見事な仕上がり。

単品で頼んだ場合に200円取りに来るのも納得の逸品ですな。





おっと忘れてた。


ついでに頼んだメンチカツ。

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小ぶりではありますが、カリカリとした食感とした食感が楽しいお酒のつまみライクな仕上がりでした。

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頼んだものがハズレだった場合の保険として、(最悪、メンチカツ丼にしてやろう)と思ってオーダーしたんですが、いらぬ心配でしたな…。




さて。


気になるのが、

『時価』

ですが…。


なんと驚きの…、

『¥1,100-ポッキリ』


でありました(刺身定食、焼き魚定食共)

大衆食堂としては高めの価格設定ですが、高レベルでまとめられた料理の仕上がりを考えれば、むしろ安いくらいでしょう。



いやあ♪( ´▽`)。

良い店見つけちゃったなあ〜〜。








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