HGAC ウイングガンダム 素組みレビュー | @in's Hobby Room

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久々です。

HGAC ウイングガンダム 素組みレビュー

 


「HGAC ウイングガンダム」

 

「新機動戦記ガンダムW」より、主人公ヒイロ・ユイの前半主役機、ガンダム01(ゼロワン)ことウイングガンダムがついに1/144HG規格で登場。(ガンダムWの舞台はアフターコロニー(AC)という年号なので本商品はHGAC。)

 

10月に放映開始となる「ガンダムビルドファイターズ」展開に合わせたのか、「オールガンダムプロジェクト」と称しこれまでHG化されていなかった各主役ガンダムたちを次々リリースしてゆくという企画がスタートし、その記念すべき第1弾としてこのウイングガンダムが選ばれました。

 

ただリリースするだけでなく、プロジェクトシリーズはポリキャップをはじめ関節機構の規格を統一化することにより
自由に組み替えできるようになっていくそうです。

 

せっかくなので今回は久々に素組み状態でのレビューを行いたいと思います。思えばHGFCマスターガンダム 以来ですね・・・素組みでのレビューは^^;

 


組み立てはゲート処理込みで2時間程度でできました。それほど組みやすい内容になっているということです。

しかし色分けもかなり頑張っており、塗装派も安心な後ハメ加工もしやすくなっています。

胸部中央のジュエルはクリアーパーツ製ですがまだ取り付けていません。

MGキットのようにスリムな体型という感じ。

 


可動。

OOやAGEシリーズで培われてきた技術によりかなり広範囲な可動域を誇ります。

腕のクローは黄色い部分が独立可動することにより肘の可動を妨げないようになっています。ちなみにこのクローはバード形態時のランディングギアだそうで、攻撃には使えないようですがガンダニュウムだしなんとかなりそう(笑)


付属品。

手首パーツは標準の持ち手のみで平手などのオプションはなし。 胸のパーツは無色透明。

 

 

アクションベースなどのスタンド取り付け穴はお馴染みの股関節下のほかに、リアアーマーのカバーパーツを外すことによりダボ穴が露出、こちらにも取り付け可能になっています。バード形態時なんかはこちらを使用。

 

 

合わせ目を段落ちモールドにしてしまう男気はステキですがこの辺はさしがに不自然では(笑) 肩の青い部分は一体成型なので合わせ目もなし。

 

 

こちらがヒジとヒザの新関節。(写真上の2つ)

ヒジ、というより上腕から手首までフレームになっておりMGキットのような構成になっています。どちらもポリキャップレス、かつABSではなくプラ製。

下段はAGEの肘関節との比較ですが、よくよく確かめたらものすごーく、わずかにスリムな程度?w 旧キットなどに組み込む際は旧キット側の腕パーツを削り込めば取り付けできそう。

 

 

バスターライフルはものの見事なモナカ割り(笑)

グリップは変形時のため畳むことができます。銃のグリップらしからぬ単純な板状なのがちょいと気になりますが持たせちゃえばわかんないしなw

 


シールドもグリップが可動。また、このグリップでのみ保持するため従来のキットでよく見る腕に取り付けるアタッチメントなどはないです。

そして注目すべきは1/144スケールで初めてシールドの中折れギミックが搭載されビームサーベル抜刀時を再現できるようになった点。 ビームサーベルのグリップはちゃんとグレーで成型。ロボ魂では白くなってましたね。

旧1/144キットでは1パーツ成型でスッカスカだったシールドも今ではこんな立派に・・・感慨深いです。

 


バード形態への変形は手首を取り外すのみで設定通りに変形可能です。

発売前もっとも不安だったふくらはぎの変形もちゃんと再現されていました。旧キットほどガクンとフレームが露出しないため今まで判別しにくかったんですねw

シールドとバスターライフルの合体はバスターライフルを差し込んだあとスライドさせるので保持力も抜群。

 

 

こちらがバード形態。

OZ士官曰く「まるで鳥のような戦闘機です!」

 

 

いわゆる転がり変形などと揶揄されていますが、逆に言えば簡単な変形でここまでシルエットを変える大河原氏のデザイン力は見事、ってところですかね。 ゆえにSEED DESTINYなど、後年まで受け継がれていますが(笑)

もっとも感動したのは肩部。ポリキャップ隠し兼、設定にもあるあのマイナスモールドまで再現されています。

 


「MSに変形しただと!?」

「特尉!あれはなんという機種ですか!?」

「わからん・・・!」

♪思春期を殺した少年の翼

 

 

ファンならばお馴染みのことですがウイングガンダムといえば全ガンダムシリーズの中でもトップクラスに不遇な扱いを受ける主役機をして有名(笑)

 

1話で海に落とされ、2話ではパイロット自身に自爆を誘発され(無事でしたが)、10話においてついに自爆。その後ゼクスの指令で修理され決闘を申し込まれたにも関わらず結局ヒイロはヘビーアームズに乗り、彼が宇宙に上がる時には「地球に捨ててきた」と発言、その後再登場するも中破され結局ヒイロはエピオンに搭乗、クライマックスでレディ・アンが乗り再再登場するも即半身消滅、などなど・・・

前作でドモンがシャイニングもゴッドも大事に思ってたのとはまるで正反対(笑) ヒイロもゼロにはそれなりに思い入れがあるようでしたがウイングに関しては本当にただの兵器としてしか見てなかったんですかね。



Wはバンクの使い方もうまかったですねー。

 

 

バスターライフルの圧倒的破壊音が好きです。

 

 



ビームサーベル抜刀のバンクもかっこよかった。

 

 

バスターライフルはすぐに放り投げるもシールドだけは絶対に手放さなかったウイング。なにせシールドまでなくしたらいよいよバルカンくらいしか武装が残らず、しかも変形もできなくなるからw(ライフルはなくても変形できる)

 

 

もっとも輝いてたのは「パーティー・ナイト」の回くらいじゃないだろうか(笑)

 

 

ズザザザザザザ・・・

と機首から撃ち落とされても強引に変形できるガンダニュウム合金。

 

 

「早まるな、若者よ・・・!」

「任務、完了・・・」

大☆失☆態

 

 

ロボ魂と比較。

こうしてみると意外に大き目だったんですね、ロボ魂。まぁ1/144スケールと明記されてるわけではないのでこれはしょうがないですね。

 

 

雑魚MSたちもキット化したら嬉しいんですが。

 


「何故なんだぁぁぁーーーー!!!!」

「私を殺すのでなくて!?」と煽ってくるリリーナ様にシールドをお見舞いするシーンや結局できなくてエアリーズに八つ当たりするシーンも再現可能。

 

 

 

以上、HGACウイングガンダムでした!

これはかなりオススメなキットです。 近年パーツが多めな印象を受けるHGキットですがめずらしくスッキリとした内容でかつ組みやすい、でも色分けも多く可動範囲も広いなどとても好印象でした。

 

墨入れ+つや消しでも大分よくなりそうなところですが、こだわり派は合わせ目消しや肉抜き埋めをはじめ、ディテールアップや肩のスカスカ感を解消していけばさらにさらに良い出来栄えになりそうです。 改造パーツとしても優秀(笑)

来月にはガンダムダブルエックスやビルドストライクガンダムなどが発売となりますが主役クラスのフォーマットはこれで統一していくそうなので、今後のキットの組みやすさや出来栄えも良さそうです。

TV版ウイングゼロも待ち遠しいですね~

 

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