ワールドも国別対抗戦も終わり、録画の整理をしているところですが、当時ササッと流し見していたところをもう一度見て、新たな発見をしています。
「バイキング」で坂上忍さんが随分と結弦くんを取り上げてくれましたが、あの人は結構、筋金入りのファンですよね?(笑)
本質的にスポーツが大好きな方なんだと思います。
何年か前に、坂上忍さんの主催する芝居に、私達が応援している劇団員さんが出たことがあって、その頃しばらく彼の、犬のネタしか出てこないブログを愛読していたことがあるんです(笑)
ワンコが可愛かったので(笑)
坂上さんが再ブレイクする前のことです。
毎日読んでいたら、だんだん忙しくなっていって大変だなぁと思いながら読んでいた時期でした。
そんな時、ソチの演技について坂上さんが書いていたことがあって驚いたんですよ。
私、まだ結弦くんのファンじゃなかった頃ですから、フィギュアまで見てるんだとちょっと驚いたわけです。
坂上さんは、曲がったこととか軟弱なことが大嫌いな人です。
結弦くんは、見た目はナヨっぽいので好きなタイプじゃないと思っていたのですが、坂上さんは決して、結弦くんを見た目ではなく、本質の強さを理解して感心していたようでした。
「バイキング」も、最初は「笑っていいとも」の後番組として迷走していましたが、最近はすっかり坂上さんの番組として定着し、坂上さんの意見も通せるようになってきたのでしょうか。
フィギュアに対し「凄い」という感情を隠すこともなく讃えていましたよね?
きっと彼のように、仕事に関係がないから特に発言はしないけど、フィギュアは見ているし結弦くんを応援もしているという人は多いんでしょうね。
もちろん、フィギュアをあまり知らない人に雑誌の寄稿なんかをしてもらうと頓珍漢なことを書いたりすることも多いんですけど、坂上さんはフィギュア選手に憧れているわけではないので、そういったアイドルを見るような視点はないんですよね?
ただ、芝居に携わってきている人間として、360度観客に囲まれた中で、たった1人で演じることの恐怖は身に染みて理解できるんだと思います。
ほんの数ミリしかないエッジに乗って、ジャンプで転倒しても誰も助けてくれなくて、どんなにキツくても最後まで滑って笑顔を見せなきゃいけなくて。
それがどれだけ勇気のいることか、ミスをした翌日にまたその場に出ていくのがどれ程怖いことか…。
その厳しさを、プロとして、私達より余程理解できるから、ただ「凄い」と唸っているのだと思います。
なので、チャラチャラした芸人に言われるより余程、坂上忍さんの言葉には重みがあると思っています。
これからもフィギュアを、結弦くんを応援して欲しいですね。
Mr.サンデーで加藤アナがサラリと言った言葉にも大変感動しました。
それは、1月のインタビューの時に結弦くんが言った言葉だそうです。
結弦くんがワールドで勝ちたい理由として
自分が勝てば、オリンピックまでみんなのプレッシャーが無くなって伸び伸びできる、自分が引っ張っていきたい
という言葉です。
その場では軽くスルーされていましたが、これは本当に凄い言葉だと思うんですよ。
もしハビが優勝していたら、ハビはディフェンディングチャンピオンとしてオリンピックを戦うプレッシャーに耐えられたでしょうか?
3連覇した後、パトリックですら「勝って当然」という過剰な期待とプレッシャーに晒されたんですよ。
オリンピックでの注目は世界選手権の比じゃないんです。
韓国に着いた途端、世界中のメディアがハビを追いかけるんですよ?
きっとハビは耐えられないでしょう。
ワールドで10代トリオが勝っていたとしても同じようなものです。
これからオリンピックまで「優勝候補」として追いかけ回される環境に晒されるわけですよね?
今までメディアに取り上げられることもほとんどなかった選手が、突然金メダルを期待され、追い回され、ネットにあることないこと書かれ、そしてストレスを溜めていくのです。
オーサー流に言えば「リュックに石を詰められる」のです。
アメリカは特に、国民皆批評家のようにちょっとでも気に入らないことがあると選手の気持ちなんか御構い無しにさわぎますからね。
GGの時も思いましたが「そっとしておく」ということができない国民性なのかもしれません。
そんな立場に耐えられるのは、多分、結弦くんとパトリックしかいないんです。
なので結弦くんが、自分が優勝してオリンピックまで引っ張っていきたいと言ったのは、本当に、頂上に立つ者の、王者の視点なのだと思ったわけです。
その言葉は、決して驕りから出たものでも意味がないわけでもないのです。
誰も欠けることなく、全員で素晴らしいパフォーマンスを目指し、その姿に刺激を受けながら自らを伸ばしてオリンピックを迎える。
それが結弦くんの理想なのです。
その為に、プレッシャーは自分が引き受けようという結弦くんの矜持です。
ハビも、ワザと負ける気などはなかったでしょうが、メダルを逃したことはオリンピックに向けては悪いことではなかったハズです。
これでハビは「結弦がノーミスしても勝てるか?」的な、ちょっと意地の悪い質問にオリンピックまで答え続けることはなくなるのですから。
子供達も、自分がオリンピック前にワールドチャンピオンになる怖さは考えてもいなかったハズです。
そんなプレッシャーを今まで経験したこともないでしょう。
ただ勝ちたいと思っているうちは、勝った後、自分がどのようにマスコミ追いかけられるようになるかなんて考えてもいないものです。
そのプレッシャーと戦い続け、直前で抜かれたパトリックと、その後3年に渡ってプレッシャーと戦っている結弦くんにしか、そのプレッシャーと戦う厳しさはわからないのです。
これで他の選手は「追いかける立場」でオリンピックに挑むことが出来ます。
夢中になって追いかけていればいい立場です。
ソチ前の結弦くんです。
気楽に、自分を高めることだけを考えていればいいのです。
なので、ガンガン猛追して欲しいと思います。
そして、オリンピックでティターン達の戦いを見せて欲しいですね。
かつて、ソチの前はPちゃんの一人勝ちで、誰も勝てないだろうという時代がありました。
結弦くんもオリンピック直前にPちゃんをかわし、一躍優勝候補にはなっていましたが、やはり本命はPちゃんだったと思います。
しかし、今は誰が勝ってもおかしくない選手が6人もいます。
今のメンバーなら、きっと史上最高のオリンピックになるのではないでしょうか。
私達は、神々達の天上戦を、震えながら待つしかないのです。
プレカン映像やフィギュアスケートTVのインタなどで、結弦くんはたびたびジェイソンについて言及しています。
みんな4回転に夢中になっているけど、4回転ナシであの点数を出すジェイソンは凄いんだよ、と、結弦くんはそれを伝えたいんでしょう。
世界選手権SPの点数が、4回転のない演技でジェイソンは93.10、自分は4回転を2本も入れて98.39。
そりゃ「自分、何やってんだよ」という気持ちにもなるでしょうね?
結弦くんは今、トップにいる選手は全員、誰一人として欠けることなくオリンピックに出てきて欲しいと思っているでしょうね。
その中で、みんないい演技をした中で勝ちたい。
それが長年、彼が見ていた夢なんだと思います。
その夢を同時に見ることができる幸せを噛み締めながら、来季について私も妄想しなくちゃ、ですね?(笑)
以上
「バイキング」で坂上忍さんが随分と結弦くんを取り上げてくれましたが、あの人は結構、筋金入りのファンですよね?(笑)
本質的にスポーツが大好きな方なんだと思います。
何年か前に、坂上忍さんの主催する芝居に、私達が応援している劇団員さんが出たことがあって、その頃しばらく彼の、犬のネタしか出てこないブログを愛読していたことがあるんです(笑)
ワンコが可愛かったので(笑)
坂上さんが再ブレイクする前のことです。
毎日読んでいたら、だんだん忙しくなっていって大変だなぁと思いながら読んでいた時期でした。
そんな時、ソチの演技について坂上さんが書いていたことがあって驚いたんですよ。
私、まだ結弦くんのファンじゃなかった頃ですから、フィギュアまで見てるんだとちょっと驚いたわけです。
坂上さんは、曲がったこととか軟弱なことが大嫌いな人です。
結弦くんは、見た目はナヨっぽいので好きなタイプじゃないと思っていたのですが、坂上さんは決して、結弦くんを見た目ではなく、本質の強さを理解して感心していたようでした。
「バイキング」も、最初は「笑っていいとも」の後番組として迷走していましたが、最近はすっかり坂上さんの番組として定着し、坂上さんの意見も通せるようになってきたのでしょうか。
フィギュアに対し「凄い」という感情を隠すこともなく讃えていましたよね?
きっと彼のように、仕事に関係がないから特に発言はしないけど、フィギュアは見ているし結弦くんを応援もしているという人は多いんでしょうね。
もちろん、フィギュアをあまり知らない人に雑誌の寄稿なんかをしてもらうと頓珍漢なことを書いたりすることも多いんですけど、坂上さんはフィギュア選手に憧れているわけではないので、そういったアイドルを見るような視点はないんですよね?
ただ、芝居に携わってきている人間として、360度観客に囲まれた中で、たった1人で演じることの恐怖は身に染みて理解できるんだと思います。
ほんの数ミリしかないエッジに乗って、ジャンプで転倒しても誰も助けてくれなくて、どんなにキツくても最後まで滑って笑顔を見せなきゃいけなくて。
それがどれだけ勇気のいることか、ミスをした翌日にまたその場に出ていくのがどれ程怖いことか…。
その厳しさを、プロとして、私達より余程理解できるから、ただ「凄い」と唸っているのだと思います。
なので、チャラチャラした芸人に言われるより余程、坂上忍さんの言葉には重みがあると思っています。
これからもフィギュアを、結弦くんを応援して欲しいですね。
Mr.サンデーで加藤アナがサラリと言った言葉にも大変感動しました。
それは、1月のインタビューの時に結弦くんが言った言葉だそうです。
結弦くんがワールドで勝ちたい理由として
自分が勝てば、オリンピックまでみんなのプレッシャーが無くなって伸び伸びできる、自分が引っ張っていきたい
という言葉です。
その場では軽くスルーされていましたが、これは本当に凄い言葉だと思うんですよ。
もしハビが優勝していたら、ハビはディフェンディングチャンピオンとしてオリンピックを戦うプレッシャーに耐えられたでしょうか?
3連覇した後、パトリックですら「勝って当然」という過剰な期待とプレッシャーに晒されたんですよ。
オリンピックでの注目は世界選手権の比じゃないんです。
韓国に着いた途端、世界中のメディアがハビを追いかけるんですよ?
きっとハビは耐えられないでしょう。
ワールドで10代トリオが勝っていたとしても同じようなものです。
これからオリンピックまで「優勝候補」として追いかけ回される環境に晒されるわけですよね?
今までメディアに取り上げられることもほとんどなかった選手が、突然金メダルを期待され、追い回され、ネットにあることないこと書かれ、そしてストレスを溜めていくのです。
オーサー流に言えば「リュックに石を詰められる」のです。
アメリカは特に、国民皆批評家のようにちょっとでも気に入らないことがあると選手の気持ちなんか御構い無しにさわぎますからね。
GGの時も思いましたが「そっとしておく」ということができない国民性なのかもしれません。
そんな立場に耐えられるのは、多分、結弦くんとパトリックしかいないんです。
なので結弦くんが、自分が優勝してオリンピックまで引っ張っていきたいと言ったのは、本当に、頂上に立つ者の、王者の視点なのだと思ったわけです。
その言葉は、決して驕りから出たものでも意味がないわけでもないのです。
誰も欠けることなく、全員で素晴らしいパフォーマンスを目指し、その姿に刺激を受けながら自らを伸ばしてオリンピックを迎える。
それが結弦くんの理想なのです。
その為に、プレッシャーは自分が引き受けようという結弦くんの矜持です。
ハビも、ワザと負ける気などはなかったでしょうが、メダルを逃したことはオリンピックに向けては悪いことではなかったハズです。
これでハビは「結弦がノーミスしても勝てるか?」的な、ちょっと意地の悪い質問にオリンピックまで答え続けることはなくなるのですから。
子供達も、自分がオリンピック前にワールドチャンピオンになる怖さは考えてもいなかったハズです。
そんなプレッシャーを今まで経験したこともないでしょう。
ただ勝ちたいと思っているうちは、勝った後、自分がどのようにマスコミ追いかけられるようになるかなんて考えてもいないものです。
そのプレッシャーと戦い続け、直前で抜かれたパトリックと、その後3年に渡ってプレッシャーと戦っている結弦くんにしか、そのプレッシャーと戦う厳しさはわからないのです。
これで他の選手は「追いかける立場」でオリンピックに挑むことが出来ます。
夢中になって追いかけていればいい立場です。
ソチ前の結弦くんです。
気楽に、自分を高めることだけを考えていればいいのです。
なので、ガンガン猛追して欲しいと思います。
そして、オリンピックでティターン達の戦いを見せて欲しいですね。
かつて、ソチの前はPちゃんの一人勝ちで、誰も勝てないだろうという時代がありました。
結弦くんもオリンピック直前にPちゃんをかわし、一躍優勝候補にはなっていましたが、やはり本命はPちゃんだったと思います。
しかし、今は誰が勝ってもおかしくない選手が6人もいます。
今のメンバーなら、きっと史上最高のオリンピックになるのではないでしょうか。
私達は、神々達の天上戦を、震えながら待つしかないのです。
プレカン映像やフィギュアスケートTVのインタなどで、結弦くんはたびたびジェイソンについて言及しています。
みんな4回転に夢中になっているけど、4回転ナシであの点数を出すジェイソンは凄いんだよ、と、結弦くんはそれを伝えたいんでしょう。
世界選手権SPの点数が、4回転のない演技でジェイソンは93.10、自分は4回転を2本も入れて98.39。
そりゃ「自分、何やってんだよ」という気持ちにもなるでしょうね?
結弦くんは今、トップにいる選手は全員、誰一人として欠けることなくオリンピックに出てきて欲しいと思っているでしょうね。
その中で、みんないい演技をした中で勝ちたい。
それが長年、彼が見ていた夢なんだと思います。
その夢を同時に見ることができる幸せを噛み締めながら、来季について私も妄想しなくちゃ、ですね?(笑)
以上