少し前、楽天が社内の公用語を英語に統一して、あちこちで話題になっておりましたが、なんというか、人ごとじゃないです。

最近、アジアがどんどん力をつけてきて、日本の製品を買ってくれます。
かつては、安い労働力の国として捉えられていた国が、今じゃいいお得意さんになってきているのです。

私も、2年前に部署が変わり、今まで日本向けの図面しか描いてこなかったのですが、最近では英語の図面も描くようになりました。

まあ、図面に使われる単語なんてたかが知れているので、図面を描くだけなら大したことはないんですが、問題は意思の疎通です。

技術部隊の上役は、皆さん引っ切り無しに出張です。
そして、そのオッサン達に同行して、通訳を勤めてくれるのが、日本人の旦那さんと結婚した、中国人やマレーシア人の奥様達です。
通訳として入社したわけじゃなくっても、話せる人間は主婦でも使うんです(笑)

インドネシアの工場に駐在していた社員と結婚し、日本にやってきた奥さんなんて、今じゃ南アジアのゼネラルマネージャーですよ。

彼女達の強味は日本語と母国語以外に、英語が喋れること。
旦那さんが亡くなった方。

旦那さんが病気で働けなくなった方…。

家庭の事情は様々です。


「出来ない」とか「無理だ」なんて言ってる場合じゃないのです。
皆さん、うちの会社に入った時は、まさかこんなことになるとは思っていなかったと思いますが、今じゃ皆さん1年の1/3は海外出張に行きまくっています。
本当に頭が下がります。
なので私も「依頼書が英語じゃ解らないよ」なんて言えません。
頑張るしかないんです。

時代は変わったんですよね。
かつては、「ワープロで書類が作れてエクセルで計算できなきゃ仕事を見つけるのは厳しい」って言われていましたが、今はもう、「日本語以外の言葉も喋れないと就職できない」になりつてあるんでしょうか…。

いやもう、この歳で英語をマスターなんて無理なので、(つか、オッサン達も同類なので)そこは諦めて貰っていますが、面白いもので、言葉というのは慣れるんですね。

今日も、メールを受け取って
「部長!参考図出したら、ちゃんとした図面くれって言ってるみたいです~」

このくらいは解るようになりました。
はい、翻訳ソフトを使いました!

時代は変わるけど、世界は進化もするんですよ~!

大丈夫!なんとかなる!


なるよね?



だから、「蟹」のストーリー、もう少し待って…

私、コツコツは出来るんだけど、集中して一気にってのができない人間なの~ガクリ