財源論 | 進撃の庶民 ~反新自由主義・反グローバリズム


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老いの一徹「財源論」

自民党の先生方は政府の事業について議論する場合必ず「財源は?」という決まり文句を持ち出します。

この場合の「財源」とは引き当てる税を意味するのですが、日本の現状は大きく歳入不足でありますので、「財源は?」「ない」で問答終了となる場合が多いようです。
と言うのも、自民党の先生方(野党議員もですが)は視野狭窄と頭脳固化(余談ですが、原発では凝縮した放射性廃棄物をアスファルト固化とかガラス固化という方法で固化します)が完璧なまでに備わっていますので、事態解決のため思考を深化させるなどという高等芸は出来ないからです。

自民党の先生方が「税の財源は?」との疑問を浮かべるだけの柔軟性があれば事態はかなり良化の方向に向かうのですが、固化した頭脳には無理なのでしょう。

税はGDPの分配なので、「税の財源は?」に対しては当然のこと「GDP」が答えです。ですので政府事業の財源の財源はGDPと言うことになります。
結局、「事業がやりたければGDPを増やせ」と言うことになるわけですが、「税の財源は?」との疑問が浮かべれば、たどり着く結論でもあるわけです。

そして「税の財源は?」との疑問が生まれ、その答えが「GDP」なら、「GDPの財源は?」との疑問を浮かべることが出来ます。そうした疑問を浮かべることが柔軟性そのものなのですが、意外にそこに到達する人は少ないと私は見ています。

で、「GDPの財源は?」と言う疑問なのですが、その答えとしては、「所得」「借金」「貯めた金」だと私は思っています。しかし、このことに全面的な賛同を寄せる方は少数かもしれません。
しかし、財源ですので規制緩和や金融緩和と直接的な関係は皆無であることは論を待たないのですが、無関係の関係を強調するのも自民党の先生方の得意技です。そして「GDPの財源」を合理的な説明もしていません。なので、無関係を強調し、合理的説明を頬被りするのが自民党なのかもしれません。

で、GDPとは集計値なので、そのパートたる政府部門を私が指摘した「所得」「借金」「貯めた金」で見ると、所得は「税収」借金は「国債」貯めた金は「埋蔵金」でしょう。
ここまで見てくると、「財源論」は「税収」「国債」「埋蔵金」に収斂するのであり、「財源は?」「ない」という問答が「阿呆・馬鹿・間抜け」の三冠王しかできないお笑い芸であることが明らかなのです。

不勉強が、壊国を促進する原動力であることを我々は知らねばならないと思う次第です。





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