ボランティアスタッフの感想~その4~
カメラマンをさせてもらった つはこ☆こと加藤です。
私は放射能の事には知識が浅く、自分の中途半端な知識での発信が混乱を招くと恐いので、
普段はあまり声をあげていません。
今回お手伝いしたのは、ゆみさんがあれもこれも足りないと困っていて、話を聞くと
大阪へ来る方々も困っている人だろうから、自分の出来る範囲で手助けになればと思ったのが始まりでした。
こんな私ですから、来られた家族さんと突っ込んだ話はできません。
できる事は写真を撮りながら子供達に遊んでもらって(笑)ほとんど楽しませてもらっていました(笑)
その子供達はどこにでもいる、普通の元気で明るくやんちゃな子供達でした。
この子たちの首からぶら下げている放射線計を初めて見た時は正直ドキッとしました。
子供の放射線計の事は知っていたけど、
遠い大阪に暮らしているとやはり現実感が無かった事にハッ!としました。
青空の下、竹トンボを飛ばす姿を離れた場所から見ていてふと足下を見ると、
そこには上着と一緒に放射線計が…
大阪なら、外して置いて走り回れるんですね。
この時が一番、お手伝いに来て良かったと思った時でした。
走ったり、転んだり、ドングリ拾ったり、たくさんの素敵な笑顔を撮りましたよ。
被写体がいいので腕は必要なしです。
竹トンボが飛ばなかったり、ジャンケンに負けたりで悔し涙を流している姿もありました。
これからもこの子達にはずっと笑顔の普通の子供でいて欲しい。
涙を流す時は、前向きな悔し涙や感動の涙であって欲しいと思いました。
複雑な環境にいる被災地の方々に、私は何のアドバイスもできません。
でもお父さんお母さんがもし選択を迷った時は、
難しいかも知れませんが子供が後悔の涙を流すことなく笑っていられる道を選んであげて欲しいと思います。
私の出来るお手伝いは少しかも知れませんが、また遠慮なく声をかけて下さい。
飛び飛びの3日間だけのお手伝いでしたが、逆に色々と学びたくさんの元気をもらえました。
ありがとうございました。