ボランティアスタッフの感想~その2~
ボランティアスタッフとして参加させていただいた”はま”です。
今回自宅近くの箕面と言うこともあり、初日と後半の数日間という短い時間ですが、
本当に貴重な体験をさせて頂きました。
初日、一息ついた後の「箕面の町を散策・案内」の時に、
初めて子どもたちが首から下げているものが線量計なんだと知りました。
そういえばバスから降りてくるときマスクをしてた子もいたけど、いつの間にかはずして歩いている、
元気に、ごく普通に、ほんとにちょっと旅行にでも来たように見えている彼らが、
地元福島ではどんな厳しい毎日を送っているのか……
考えると、帰りのバスの中で泣けてしかたありませんでした。
大阪にいる間だけでも、本当に伸び伸びと遊び、ゆっくりのんびりして欲しい!心から思いました。
またお母さんたちから聞く話はどれもビックリ!!!で、
「給食の牛乳を断ると、わざわざ校長先生が電話をかけて来て、お宅の子どもだけですよ!と責められた。
でも実は他にもいっぱい居て、みんな同じ電話をかけられていて…
気の弱いお母さんはビビって仕方なく、校長に言われるがまま牛乳を断れないでいる」とか…
「現地では放射能のことなど、気にしていない風で普通なの。
でもいつの間にか、どこへ行くとも言わずに引っ越していく人たちがいる」
「誰が東電関連の会社でで働いているのかわからないから、うかつに放射能の話はできない」等々…
友達がどこへ行ったのかもわからない、聞けない。
友達に引っ越すことも言えない、
子どもたちはきっと、親が心配するから、元気で、明るくふるまっていて、
大人もまたきっと、子どもが心配するから、平気そうにしていなきゃって頑張って…
言えないで、胸に抱えている子どもたちや親御さんたち。
寂しいし、不安だし、怖いし、しんどいだろうし……
今回の疎開が、いろんなことを安心して吐き出してもらえる、
そんな場所になれたならよかったんだけど、どうだったのかな~
命と健康は私たちの宝物!!
誰にも邪魔する権利なんて無いし、代えられるものなど無いよね!
大阪でいつでも待ってるから、また会おうね。