『新垣樹里・マイナスからのスタート』 | 新堂冬樹オフィシャルブログ「―白と黒―」Powered by Ameba

『新垣樹里・マイナスからのスタート』

2012年のデビューが内定しているダンスヴォーカルユニット



『Assassin』のリーダー&ヴォーカルの新垣樹里16歳が、



脱退することになった。



本人のコメントを『Assassin』でupしているから



ご存知の方もいるかもしれない。



ひと言で言えば、樹里の考えがすべてにたいして



「甘く」「中途半端」だったということに尽きる。



ファンの方はありがたい話、庇ってくれていたが、



16歳という多感で揺れ動く思春期だから仕方がない、



というのは、7歳の子役でも大人として扱われ仕事しなければ



ならない芸能界においては言い訳にはならない。



歌、ドラマ、CM・・・未成年であろうが、決まった仕事を



ドタキャンしたり途中放棄したりスキャンダルを起こせば、



数千万からの違約金問題に発展する世界だ。



もちろん、このことは、タレント全員が所属する際に



親を交えてしっかりと話、納得できなかったり自信が



なかったりすれば、契約書にサインはさせない。



どこの事務所もそうだろうが、ウチは一時間から二時間は



そのことをガッツリと話し、所属後も事あるごとに念押しする。



場合によっては、家庭が崩壊するかもしれないことになる



ので、未成年と言えども、芸能界で仕事をやるということは



「遊び気分」「ミーハー気分」ではできないし、



やってはいけないのだ。



残念ながら、樹里は「最初から、本気で芸能界をやる気ではなかった」と、



メジャーメーカーのレコーディングを済ませた翌日に口にした。



レコーディングに至るまでの週に三、四回のボイスレッスン、



合同レッスン、レコーディングなどにかかわるスタッフの労力、



金銭が、すべて無駄になってしまったのだ。



とくにメーカーの人達は、樹里のレコーディングの編集に2日間徹夜で



作業をしてくれていた。



それも、無償でだ。



これはほんの一部であり、樹里のために動いてくれた人達は



数多い。



彼女は、無責任で自己中心的な考えで、善意で動いてくれた



人達に後ろ足で砂をかけるようなことをしたのだ。



今年の夏にデビューが決まっていた『Assassin』も、



レコーディングやレッスンを一からやり直し、



12月頃にデビューが延期になってしまった。



樹里のことを、誰が無理矢理芸能界に入れたわけでもない。



自分の意思で、彼女は新堂プロに入ったのだ。



俺がここまでタレントにたいしてのダメ出しを書いたのは



初めてであり、それは、新垣樹里が今後も新堂プロでソロの



アーティストを目指すことになったからだ。



芸能界を辞めるのであれば、過去がそうであったように



俺は一切触れない。



だが、樹里はふたたび芸能界でやってゆくことになったのだから、



俺はあえて厳しくダメ出しをする。



もう二度と、今回のような無責任で甘えた考えで



家族にも関係者にも迷惑をかけないようにしなければならない。



こんなことをした樹里にも温かい言葉をかけてくれて



待ってくれているファンのためにも、鮮やかに復活しなければ



ならない。



歌の素質はあるのだから、これまでやってきたことを



中途半端に投げ出さず、いつの日か、ファンの皆様の前に



姿を現し、「デビュー当時はあんなこともあったなぁ」と、



懐かしんで話せるように、全身全霊を傾けて「初志貫徹」「有言実行」



を果たしてほしい。



デビューできるかできないかは、樹里の本気度次第だ。



ファンの皆様、「Assassin」の新垣樹里はいなくなりましたが、



いつの日か、「ソロアーティスト・新垣樹里」がデビューするその日まで、



引き続き温かく厳しい目でお見守りください。