民進党代表選は蓮舫氏の圧勝で終わったようです。

どの候補も経済政策は残念な感じでしたが、個人的には財務省出身の玉木議員を応援しておりました。

民進党を根本から変える、と言うのであれば、消費増税を主導し、白川デフレ日銀を誕生させた民主党時の失政を認め、政策方針転換を目指すかもしれない、と。
一番代表選勝利に遠い少数派であれば、通常では取らない戦術をとる可能性、財務省出身が緊縮策に異をとなえることによる、経済失政からのイメージ転換を期待しましたが、期待は裏切られました。


民進党の幹事長に野田佳彦氏の名前が挙がっているそうです。

野田佳彦氏(マニフェストにない消費増税に政治生命をかけた稀有な政治家)を党の重責に迎え、消費増税賛成派を野田氏を通じて抑え込む、という自民党谷垣幹事長に倣った起用だったら、違法性もないですし興味深いな、と思います。

野田佳彦氏は消費増税法案可決後、衆院解散し230議席を57に減(75%を葬りました)。

「政権交代こそ最大の景気対策」という鳩山由紀夫氏の名言を第二次安倍政権誕生で実証した歴史に残る政治家。

民進党を根底から変えそうで期待大です。
小泉純一郎氏ですら「ぶっ壊す」と言ってできなかった所属政党を壊すということ。

野田佳彦氏なら「やって」くれるかもしれません。

有害な経済政策を出し、安保法制でもトンチンカンな対応をしていた民主党をベースにした民進党であれば、ダメな野党により自民公明から緊張感を奪い、国民のための政策論議を停滞させかねません。

官僚や既得権者のエージェントが多い国会で、国民の経済厚生改善に奔走する国会議員が待たれます。