貴志祐介「新世界より 上」読みました 1000年後の世界に生き残った人類は・・・ | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.


新世界より 上

新世界より(上) (講談社文庫)

新世界より(中) (講談社文庫)

2008年1月 498p 講談社 書き下ろし作品


新世界より 下  の感想はこちら




☆☆☆+

○貴志祐介「新世界より 上」読みました。


物語は、渡部早季の語りで始まります。彼女の住む世の中は、人類があるコロニーに固まって住んでいるようです。人々の人数はあまり多い感じがしません。そして、訳のわからない生き物、というより人間以外の生き物すべてが、まるで妖怪か何かのように、不気味で奇天烈です。


この時代の人々は、超能力のようなものが使えるようです。早季たちも使えます。早季の小学校時代、入学は一緒ですが卒業はバラバラ、早季はなぜか卒業が遅れました。


そして、いまでいう、中高生の頃のキャンプ合宿の時、早季たちは、ある事態に遭遇するのでした。。。


ということで、貴志祐介「新世界より 上」読みました。初めは、普通のファンタジーかな、と思っていたら、読み進めていくうちに、時代が現在より、1000年以上先の未来のことが描かれている、ということがわかります。


出てくる生き物は、人間以外は気持ち悪く、でも何となく読み進めざるを得ない、そんな不思議な感じがする話です。文体が筋の進め方がミステリーのような形態なので、先が気になってどんどん読み進めてしまいます。続きが気になる上巻でした。。。5151




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