宮部みゆき「英雄の書(上)」読みました | 親愛なる人に-読書の薦め

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英雄の書 上/宮部 みゆき

☆☆☆☆
2009年2月 356p 毎日新聞社

宮部みゆき「英雄の書(上)」読みました。


友理子は小学5年生です。ある日、突然、先生と家に帰るように言われました。家に帰るとただならぬ雰囲気です。。。お母さんも憔悴しています。中学2年のお兄ちゃん、大樹(ひろき)が、友達2人に怪我を負わせて、そのうちの一人はなくなったとのことでした!


家族の心配をよそに、お兄ちゃんは、事件後なぜか行方不明です。お兄ちゃんがそんなことをするわけがない、とさまざまな疑問が浮かぶ友理子です。


そんななか、お兄ちゃんのことを思い、お兄ちゃんの部屋に入ったところ、友理子に話しかける声が聞こえてきました。話しかけてきたのは、一冊の古い本、アジェと名乗っています。アジェは亡くなった本の蒐集家でもあった、おじさんの別荘の図書室から、お兄ちゃんによって、持ち出されたようです。


アジェによると、アジェと一緒に持ち出された”英雄の書”に、お兄ちゃんの失踪のヒントが隠されているようです。アジェは、別荘の図書室に、友理子に告げるのでした。。。


ということで、宮部みゆき「英雄の書(上)」読みました。このお話、この後、友理子が兄を追跡するために、物語を紡ぎ出す異世界「無名の地」に入ったりします。そこの描写を読みきるのに時間がかかったことと、出だしから、友理子のお兄ちゃんが友達を殺してしまったと書かれていることから、字も大きくて読みやすいのにもかかわらず、読むのに時間がかかってしまいました。


下巻は物語が動いてきていますので、もう少し早く読めるかも。ここまで読んだ感じだと、ファンタジー+現代劇です。主人公の小学5年生の友理子が魔法のようなものも使えるようになるので、宮部みゆき版、ハリー・ポッターのようです。下巻の展開に期待し、早速読みたいと思います。。。5159




英雄の書(上)    英雄の書(下)



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