伊坂幸太郎「重力ピエロ」読みました | 親愛なる人に-読書の薦め

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重力ピエロ (新潮文庫)/伊坂 幸太郎

☆☆☆+
334p 新潮社 2003年4月


伊坂幸太郎「重力ピエロ」読みました。


泉水は遺伝子解析を商売としている会社の営業マン。春は泉水の弟で、町の落書きを消すことを商売としています。。ただし、春は母がかつて乱暴されてできた子です。母は何年か前になくなり、父は癌で、手術をしなければなりません。


あるとき、泉水の元へ、泉水の会社のビルで放火があるかもしれないと、春から電話がありました。事実、その通りになりました。


泉水と春が父を見舞いに行った先で、春は、そのことについて話し出します。現在起きている連続放火事件のそばで、必ず落書きがあるという法則性について話し出しました。それゆえ、兄の会社も放火があるかもしれないと予測したと言います。。また、落書きには、必ず、暗号のようなメッセージがあるのでした。泉水と父は、その謎のメッセージを解こうとしました。


そんなおり、泉水の元へ春のことを知りたいという、美女が現れました。彼女は日本文化館管理団体の職員を名乗っていました。。。


ということで、伊坂幸太郎「重力ピエロ」読みました。連続放火事件、そこに残されたメッセージ、謎の美女、その他いろいろ謎が出てきますが、最後に解決されていきます。そこら辺の筆運びは、さすが伊坂幸太郎といった感じです。ラスト近くの謎解きを知りたくてどんどん読み進めてしまいます。


また、この作品は章立てが細かく、全部で59もあります。ということで、どこかで読むのを休んでもまた読み進めやすくなっています。かといって、あまり読むのを休むと、筋を忘れてしましますから、勢いで読んだ方が、この本のリズムと合っているような気がしました。。。4279


重力ピエロ



追記

映画「重力ピエロ」 が5月23日から上映されます。
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