2005年12月 実業之日本社
☆☆☆+
伊坂幸太郎「砂漠」読みました。
主人公の北村の大学に入学してから、1年の春、2年の夏、3年の秋、4年の冬の出来事を、描く青春ストーリーです。
語りは、北村の一人称で、事件はありつつも淡々と物語は進みます。何か学生の頃の自分を思い出してしまいます、本書のようなドラマチックエピソードはありませんが・・・
今、学生の人、昔学生だった人、何となくその頃を思い出したい人にお薦めです。
なお、砂漠というタイトルは、北村の彼女が、社会を称して、砂漠のようだと言ったこと、また、北村の友人、西嶋が「砂漠に雪を降らせたい」と言ったところからとったのではないかと思います。。。Y8
以下、簡単な覚え書きです。。。
1年の春、仲間が集まり、西嶋がボーリングで奇跡を起こします。
2年の夏、鳥居が事故に巻き込まれます。
3年の秋、大学祭のエピソード、超能力者と南の対決!
4年の冬、西嶋と東堂の恋の行方は?鳥居の手を奪った犯人は捕まるのか?
そして春卒業(エピローグ)大団円です。。。
テーマ:(い)伊坂幸太郎 はこちらです・・・
テーマ:ミステリー はこちらです・・・
表紙は、新書版の法が雰囲気に合っていると思います。。。