- 猫と針/恩田 陸
2008年2月 123p 新潮社 戯曲部分は上演台本を基に加筆修正。日記は書き下ろし
☆☆☆+
恩田陸「猫と針」読みました。
登場人物は5人。30代後半、高校の同級生5人が、友人のオギワラの葬式に集まって彼について語ります。ときどき、5人の登場人物のうち、何人かが抜け、いない人のうわさ話をします。
オギワラの話から、高校の頃の文化祭の準備の時の食中毒事件の話になります。差し入れのけんちん汁で食中毒を起こしたのでした。そんなとき、現在、映画等の撮っている、タカハシが、そのときカメラを回していた、と言い出します。互いの口から語られる当時の真相は。。。
ということで、恩田陸「猫と針」読みました。これは、いわゆる、脚本です。脚本って苦手でほとんど読んだことがありませんでしたが、これに関していえば、恩田陸の小説そのものを読んでいる気分にさせられます。
でも小説とすれば短くて物足りない感じがするのも事実。結局、このお話がどのように演じられたか、見たかったということですねぇ。6228
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