アーサーが教える体のふしぎ40号の記事は、循環器、血液循環、心臓、鼓動 | 親愛なる人に-読書の薦め

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40表紙

アジェット・コレクションズ・ジャパン 1190円 2007年12月5日号


アーサーが教える体のふしぎ40号の記事内容は、循環器、血液循環、心臓、鼓動です。


ところで、今回40号です。全体が80号ですので、ここまでで半分となります。ということは全部で記事だけで800ページになるのですね、すごいボリューム。。。


アーサーが教えるからだのふしぎが一覧できるindex  はこちらです・・・

39号の記事についてはこちらです 。

39号の付録についてはこちらです。


40号の内容は、
循環器:392-395p
血液循環:396-397p
心臓:398-399p
鼓動:400-401p


循環器:392-395p
体にあるすべての血管をつないだら、全長は10万km以上となります。血管は心臓から四方八方に広がりやがてまた戻ってきます。血液は動脈から毛細血管を通って静脈へと一方通行で流れています。毛細血管の壁は細胞一つ分の厚さです。動脈の弾力性のある筋肉の壁は心臓が鼓動するたびに広がりますが、静脈はほとんど圧力もなく血液がゆっくり流れていくので静脈の壁は薄くたるんでいます。昔の解剖学者は動脈は別の役目があると考えていました。死んで心臓が止まると同時に血液はあっという間に動脈の筋肉によって絞り出され静脈に流れ込んでしまうため、死体の動脈はいつも空っぽとなるからです。古代ギリシアの医学の父と呼ばれるヒポクラテスも、当時の多くの医者と同様に、体は血液、粘液、黄胆汁、黒胆汁で成り立っていると考えていました。1628年イギリスのハーヴェイが血液をポンプで送り出すのが心臓であるという考えを示しました。


心臓は別々の二つのポンプが働くしくみになっています。右側のポンプは肺動脈を通じて肺に酸素の少ない血液を送り、酸素の豊富になった血液を肺静脈で心臓の左側のポンプに戻し、大動脈を通じて体に酸素を送り、大静脈が右側のポンプに二酸化炭素をふくんだ血液を戻します。大動脈や肺動脈には弁のふたがついていて血流が逆流しないようにしています。筋肉でできた心臓に効率よく酸素を運ぶために、心筋の上部に冠のように広がっている冠動脈、肝静脈があります。鉄を含むヘモグロビンの代わりにを含むヘモシアニンという物質を持っているエビやカニの血液は青色です。動脈は心臓から酸素の豊富な真っ赤な血液を運び出し、静脈は心臓に酸素の少ない赤い色の血液を戻します。ただし、肺動脈には酸素の少ない血液が流れ、肺静脈には酸素の多い血液が流れています。血管を流れる血液量の約3/4は静脈に、約1/5は動脈に、約1/20は毛細血管にあります。総頚動脈は頭部へ、大動脈弓はぢんぞうの左側からすべての血液を運び出し、腎動脈は腎臓へ、腹大動脈は体の真ん中を通る主要な動脈で、掌(しょう)動脈は手の中で輪になっていて、指動脈は指に血液を供給し、腸骨動脈は骨盤の一部の腸骨を通り、けい骨動脈はけい骨の前側と後ろ側が対になっており、動脈弓は足の上側にある輪になった動脈で、大腿動脈は大腿骨の隣を走り、とう骨動脈と尺骨動脈は前腕の中をとう骨や尺骨と並行して走り、胃動脈は胃の動脈で、肺動脈は肺から心臓へ行き、鎖骨下動脈は鎖骨の下を通ります。上大静脈は上半身からの血液を心臓に戻し、肺動脈は心臓から肺へ、腎静脈は腎臓から出る静脈で、腸骨静脈は脚全体から血液を集め、伏在静脈は脚の筋肉の間にあり、指静脈は指から血液を集め、下大静脈は下半身からすべての血液を集め心臓に戻し、胃静脈は胃の静脈で、鎖骨下静脈は腕から血液を戻し、内頚静脈と外頚静脈は頭部からの血液が流れます。ふー、長かった・・・


血液循環:396-397p

心臓の左側から出て血液は動脈に入り、動脈は15-20回ほど枝分かれして毛細血管と繋がります。毛細血管はとても薄くこの壁を通って血液が体の組織に入ります。毛細血管はやがて集まって静脈となり、心臓の右側の部屋に戻ります。血液の経路にはこのような体中を回る体循環と肺に行って戻る肺循環の2つがあります。1分間片方の手を上げもう片方の手を下ろしておくと、上げた手は重力の力を借りて流れやすくなり、下げた手は重力に逆らうため集まり肌の色が濃くなります。動脈は血液からの他界圧力に耐えるように筋肉の壁が厚くなっています。毛細血管の壁は細胞1個分です。静脈は圧力がかからないので壁は薄いのですが逆戻りを防ぐ弁があります。この静脈弁が確認できる簡単な実験が示されていました。


心臓:398-399p
心臓は1秒間に約1回ずつ収縮して体中に血液を送ります。心臓の左右には心室というポンプの役目をする部屋が二つ並んでいます。その上側には心房と呼ばれる小部屋があり、ここに静脈から血液が流れ込みその後、下の心室入ります。心室の心臓が鼓動する毎に収縮し動脈に血液を送り出します。心臓の右側には三尖弁が、左側には僧帽弁があり心室が収縮すると血液がこの弁のふたが閉じられ、血液が心房にもどらないようにします。肺動脈弁は血液が右心室に、大動脈弁は血液が左心室に戻らないようにします。心臓の心房に血液が入ると、大動脈弁と肺動脈弁は閉じられ、右心房は体からの酸素の少ない血液で、左心房は肺からの酸素の多い血液でいっぱいになります。次に心房が収縮し心室に血液が入り、心室が膨らみます。最後に心室が収縮し、僧帽弁と三尖弁が閉じ、血液が動脈に押し出されその後、大動脈弁と肺動脈弁が閉じます。心電図は、心房が収縮するとき、心室が収縮するとき、心室が弛緩するとき、それぞれの信号を読みとります。心臓の音を聞く実験の仕方が掲載されています。


鼓動:400-401p
心臓が鼓動するたびに高い圧力の血液が送り出され体中に伝わるうちに圧力が小さくなり、そして次の鼓動が続くのですが、この圧力である、は体のいろんな場所で感じることができ、脈拍数は心拍数と同じになります。大きなほ乳類ほど心拍は小さく、ねずみは1分間500回以上、ゾウは20-30回です。脈は手首のとう骨動脈や首にある頚動脈で測定しやすいです。脚の脈の取り方、脈の見方、心臓と同じ量の水を運ぶ実験などが示されていました。


40号の付録の紹介は明日の予定です・・・


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