- 宮部 みゆき
- ドリームバスター〈3〉
- 2006年3月31日 徳間書店 411p
☆☆☆+宮部みゆき「ドリームバスター3」読みました。
地球ではない惑星”テーラ”で事故があり、凶悪犯が50人が脱走してしまいました。彼らは、意識だけの存在となり、別の世界”地球”の人間たちの夢の中に現れるようになりました。それらを退治するために、人間たちの夢の中で活躍するのが、主人公の少年シェンとマエストロです。果たして今回はどんな活躍をするのか・・・
このお話、ドリームバスター(2001年11月)、ドリームバスター2(2003年3月)の続きとなります。惑星”テーラ”での話は、SF小説読んでいるなーという実感を味わえます。それとともに、現代人の夢の中に入るわけですから、現代小説的な味わいもあります。
前二作を読んでからかなり感覚があいてしまったので、大丈夫かなと思いながら読みましたが、問題ありませんでした。面白かったです。ちなみに表紙のかっこいい方が、シェン、スキンヘッドがマエストロです。
3つの話が入っていました。初めの二作は、SFJAPAN掲載作品、最後の作品は書き下ろしです。それぞれ、ごくごく簡単にひとことずつ・・・
「赤いドレスの女 Woman in Red」
ドリームバスター2で出てきた日本人女性、理恵子が出てきます。シェンとマエストロは出てきません。「モズミの決算 Mozumi's adjusment」
入り込んだ夢の先の男の子の虐待を受けているという話。
「時間鉱山 Part1 Time mine」
時間鉱山には、時間が保存されているとか。この内容、本全体の半分くらいありますが、次回に続きます。 - 宮部 みゆき
- ドリームバスター
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- ドリームバスター2