「リリー&ナンシーの小さなスナック」は30代独身男女のやるせなさが伝わる対談集です | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

ナンシー関, リリー・フランキー
リリー&ナンシーの小さなスナック

☆☆☆

2002年6月に急逝した、ナンシー関と東京タワーでブレイクしたリリー・フランキーの対談集です。

女性誌に連載されていたにも関わらず、ふたりのというよりリリー・フランキーのだめ人間ぶりは、

東京タワーで書かれていることが嘘ではないなと感じられてしまいます。特に免許証が取りきれない

リリーの話は、何か切なくなります。

30代独身男女の気分を感じることができる、ある意味、実のない対談集です。でも読むのがやめられなくなります。

この連載途中で、ナンシー関さんが亡くなってしまいました。

週刊文春のエッセイなど、注目して読んでいたのですが、非常に残念です。ご冥福をお祈りいたします。