『数寄屋建築集成』中村昌生・監修 全8冊 | せどり雑感

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車で1分の所にブックオフがある。20分~40分かけ駆け回っている方には申し訳ない気持ちでいっぱい。だから・・・朝10時、夜11時には必ず顔を出す。

昨夜の続き。


いつもは全くと言っていいほど半額棚は見ないが、この夜は何かに魅入られたかのように15分ほど高額本を探して回る。最後の棚で大型本『数寄屋建築集成』中村昌生・監修 全8冊と出くわした。

内訳は次のとおりである。


「玄関と座敷」、「数寄屋門」、「外回りの技法」、「茶室と露地」、「座敷の構成」「床の意匠」「総合作例集(全国編)」「総合作例集(京都編)」 など、小学館、昭和56年発行のカラー図版と解説、見取り図の載った専門書である。


定価=38000円なりが15200円で売られていたが、価格改定(赤線で×印)がしてあって、その真下に3800円となっていた。ブックオフらしいダンピングのやり方である。


飛んで部屋に戻りインターネットで『数寄屋建築集成』の状況を見てみると、7月のヤフーで「茶室と露地」が8000円で落札の実績がある。これは『買い』である。夜中の12時15分前に1冊4キログラムの大型本8冊をブックオフの女店員さんに手伝ってもらって車の助手席に積み上げる。


それから深夜の1時半までかかってヤフーオークションへ出品の手続きをする。3万円で仕入れた本を8万円の値段を付けて展示する。昼間、便利屋稼業で思わぬ収入があったが、それを全部つぎ込んでの大ばくちである。


セドリで培った鑑識眼がいよいよ日の目を見るのだろうか・・・。